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「あ、あ、ニノ、ニノ」

まーくんが俺の腕に縋り付く。

「まーくん」

まーくんの顔に顔を近づけた。
まーくんにキスしたい!
この時の俺は、その衝動を抑えることができなかった。
オトコだから、とか、親友だから、とか、何も考えず。
ただ、まーくんをいかせたいし、もっと感じさせたい、って思った。
まーくんは俺を見て、潤んだ瞳を閉じて顔を近づけた。
俺とまーくんの唇が重なって、どちらからともなく舌が絡められる。

「ん」

「んんっ」

俺から、まーくんへ。
まーくんから俺へ。
舌が移動する。
苦しくなっても、やめられない。
お互いの口の端から溢れるものを舐めとってまた、舌を絡める。
気づけば俺はまーくんの背中に自分のを擦り付けて、動かしてた。
まーくんの背中を、カラダを汚してる。
その背徳感にゾクゾクする。

「ニノォ、もう、いく」

「いきな」

まーくんはまだ自分のを握って動かしてたから、俺はそれに合わせるように手を動かす。

「あっ、ニノ、ニノ、ああっ」

ビクビク震えるまーくんのカラダ。
何かを堪えるように、閉じた瞼。
俺の手を汚すまーくんの精液。
俺の名前を呼んで、いく、なんて俺までいきそうになるでしょうが。
でも俺は堪える。
これはあくまで、まーくんをいかせる事が目的だ。
まーくんの息が整って、上目遣いで俺を恥ずかしそうに見た。

「ニノ、ありがと」

「ん」

「ゴメンね。手を汚しちゃって」

「いや」

俺は、側に置いたティッシュの箱からティッシュを抜き出す。
それで、手を拭った。
その間まーくんは、背中に手を回そうとして失敗してる。

「ニノ、なんか背中冷たい。ちょっと見て」

「ん?」

そうだよね。
いかなくても、俺が出した液体がまーくんの背中についてる。

「ねぇ、ニノ」

「ん?」

「ううん、なんでもない」

言葉を濁すまーくんは、もしかしたら気付いてるのかもしれない。
俺が、まーくんをそういう対象として見た事に。

「シャワー浴びといで」

「え?」

「気持ち悪いんなら、シャワー浴びといで」

「でも……ニノを置いて?」

「俺は漫画読んで待ってるから」

「う、ん。待っててよ、ニノ。帰らないでね」

まーくんは心配そうに部屋を出て行った。
俺はしばらくドアを見て、音を確かめて自分のモノに触れた。
いきたかった。
俺は自分のモノを扱き始めた。
オカズは、先ほどのまーくんで。

「ん、まーくん、まーくん!」

想像しただけで、あっという間にいけちゃった。
俺はどうしちゃったんだろう。
後始末をしながら、荒くなった息を整える。
オトコでいくなんて最悪だ。
しかも、まーくん。
親友だと思ってた奴。
自己嫌悪に陥りそう……。
でも俺はため息を一つついて、それを隠す。
窓を少し開けて、何事もなかったように漫画を読みながら、まーくんが来るのを待った。

更新日:2015-10-13 16:25:30

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