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白昼夢
夢を見た。
真白の荒漠の中で…
懐かしいと思うのは、何故?
あの日、咲き誇っていた紅も、
互いを遮った壁も、
もう、ありはしないのに。
どうして、目指す場所がわかるのだろう。
悔悟か。それとも、一抹の…
そこに、君がいる。
それは…幻だろうか。
真白の君は、何も映してはいない。
ただ、立ち尽くす。
触れれば、壊れてしまいそうで…
あの日も、そう感じた。
君の自由を祈る私は、愚かだったのかい?
ジュリエット
指先が触れた君は、冷たく。
鼓動を…確かな息吹を感じる。
時が動く、一瞬…
「失うのは、いつも、この場所だった」
甦る記憶は…約束。
永久に、失われてしまった。
…本当に?
忘れていたんだ。
探していたのは、己の半身なのに。
もしも、約束が果たせたなら、
その時また、会いにきてもいいかい?
君の刻が動き出す時に。
私の為に…
その時、
君は、ロミオの下で、幸せでいておくれ。
真白の荒漠の中で…
懐かしいと思うのは、何故?
あの日、咲き誇っていた紅も、
互いを遮った壁も、
もう、ありはしないのに。
どうして、目指す場所がわかるのだろう。
悔悟か。それとも、一抹の…
そこに、君がいる。
それは…幻だろうか。
真白の君は、何も映してはいない。
ただ、立ち尽くす。
触れれば、壊れてしまいそうで…
あの日も、そう感じた。
君の自由を祈る私は、愚かだったのかい?
ジュリエット
指先が触れた君は、冷たく。
鼓動を…確かな息吹を感じる。
時が動く、一瞬…
「失うのは、いつも、この場所だった」
甦る記憶は…約束。
永久に、失われてしまった。
…本当に?
忘れていたんだ。
探していたのは、己の半身なのに。
もしも、約束が果たせたなら、
その時また、会いにきてもいいかい?
君の刻が動き出す時に。
私の為に…
その時、
君は、ロミオの下で、幸せでいておくれ。
更新日:2015-09-22 02:26:21