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曇りガラスに映るのは、
コドモの落書きのような
「大ちゃん、すき。」
という文字。
拗ね拗ねモードでまさかこんなことを書いていたとはなあ・・・。
本人の意図しないところで受け取ってしまった告白。
もちろん、おどろきはあったのだけれど。
やっぱり、というか期待していた部分もある。
多分、コイツは俺に惚れている。
予感が的中した嬉しさと。
事実を知ってしまうと、戸惑いが覚悟に変わる。
「さて。いつ本人の口から聞けることになるのやら。」
じいっと俺をみつめていたかと思えば、急に他人行儀になってそわそわしてみたり。
マイペースにスマホをいじっていたと思えば、俺が隣にいると気がついた途端に耳まで桜色に染めてみたり。
今まではイマイチ自分の直感に自信がもてなくて、まおの挙動不審に「何かやらかしたか?」
と、首をひねることもあったけど。
「・・・かっわいいなあ。」
その日から、「まおウォッチング」は、俺の密かな楽しみになった。
コドモの落書きのような
「大ちゃん、すき。」
という文字。
拗ね拗ねモードでまさかこんなことを書いていたとはなあ・・・。
本人の意図しないところで受け取ってしまった告白。
もちろん、おどろきはあったのだけれど。
やっぱり、というか期待していた部分もある。
多分、コイツは俺に惚れている。
予感が的中した嬉しさと。
事実を知ってしまうと、戸惑いが覚悟に変わる。
「さて。いつ本人の口から聞けることになるのやら。」
じいっと俺をみつめていたかと思えば、急に他人行儀になってそわそわしてみたり。
マイペースにスマホをいじっていたと思えば、俺が隣にいると気がついた途端に耳まで桜色に染めてみたり。
今まではイマイチ自分の直感に自信がもてなくて、まおの挙動不審に「何かやらかしたか?」
と、首をひねることもあったけど。
「・・・かっわいいなあ。」
その日から、「まおウォッチング」は、俺の密かな楽しみになった。
更新日:2015-11-16 16:15:37