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「あけみしぇんしぇ〜 おはようございますぅ」
「しぇんしぇい きょうは ダレたおしゅ?」
「ブンブンしてぇ〜♪」
「あーっ俺も俺も♪♪ブンブン〜」
今日は低学年以下の朝稽古 辛うじで 私が指導できる年代
祖父が私に任せた意図はなんとなくわかるけど……
「はーい、皆んな 集まって 挨拶から始めます。」
この一瞬だけは道場内が静まり返る
堪り兼ねて誰かが音をたてる迄 黙想…………
我慢比べだ
小さいのに 皆んな本当に頑張り屋さんで 真冬だというのに
朝も早くから稽古に励む
カラダ 技よりも 先ずは心を強く磨
子供達と一緒に私も強く……
まだまだ私は弱い………
稽古も終わり道場の掃除をしていると
「おはようございまーす」
(・・?)………朝から誰?
「スミマセーン 誰かいませんか〜」
「はいーっ 」
急いで玄関に行って 声の主を見て驚いた
持っていた 箒と塵取りが音をたてた
「あ〜あ、ゴミ……散らばっちゃいましたよ(´・_・`)」
(O_O)……………
「調べて来ちゃいました。」
(O_O)……………
「あの……先日 電車で会った……覚えてます?」
(O_O)……………
「あの……(´・_・`)」
まさか本当に来るなんて
お爺ちゃんと話しているスーパーアイドルをどこか他人事のように眺めてる
「そういう事でいいかな?」
「はい、有難うございます。お世話になりますがよろしくお願いします」
「暁美、頼んだぞ。」
(・・?)へ?何が??
「宜しく 暁美先生♪」
なんでこうなるかなぁ なんでこうなるかなぁ〜 なんでかなぁーーーっっ
道場に膝を突き合わせて座る二人
(._.)……………
(´・_・`)……………
(。-_-。)…………
(・_・;…………「あ、あのぉ………」
Σ( ̄。 ̄ノ)ノ「なっ なんで…す……か…」
「いや、あの、稽古を……」
そうだ、稽古だよね……
「武術の……経験は……」
「無いよ。全くの初心者(´・_・`)」
何処からどう教えれば………
も〜 お爺ちゃんのぶぁかぁ〜(>_<)
踊っているだけあって 柔らかな筋肉が付いていて 柔軟は…
少しやらないとダメだな
カタを一から付けていく 流石 覚えは早い
しかし何で合気道なんだ?
「あの…ひとつ伺っていいですか?」
「ん?なに。」
「なんの為に…」
「役の為だよ。今度ちょっとハードな役でね ずっと表現の仕方を考えてたんだけど あの電車の中での暁美先生を見て コレだ!って思ったんだよね」
「役の……じゃあ 急がないといけませんね?」
「ん〜 あんまりユックリは出来ないかな。先生 頼みますよ^ ^」
頼むって言われても…時間にも限りあるし……
取り敢えず でいいのか。何となく形がとれれば…
「頑張るから 実際に使い物になるように稽古付けてくださいね」
ゔっ(-。-; 見透かされたか………
そんな事言われてもなぁ………
「大野さん、痩せました?(¬_¬)」
「へ?そんなこと無いと思うけど…」
「痩せたんじゃなくて 締まったんだよね リーダー^ ^」
「ああ、合気道始めたからか?」
「なに、岡田君に対抗してですか?」
「バカ そんなんじゃねぇよ。役の為だよ。」
「ちょっと見せてくださいよ」
「ヤダよ」
「何でよ」
「まだまだだから。」
「じゃあ 出来上がったら 是非 岡田師範と闘ってください」
「殺されるわっっ!」
岡田のとは違うんだよ、彼奴のは 戦闘モードアリアリじゃん
オイラは 戦意をなくしてしまうような そんな演技がしたいんだ
だから暁美先生の技が欲しいんだよ
まだ 見せてくれてねえけど…
大野さんの集中力と習得能力には脱帽だ
まだ10回と稽古を付けていないのにほぼほぼカタはマスターしてる
「だいぶ 様になってきてるようじゃな」
「お爺ちゃん、、」
「こんばんは(^-^) 」
「手合せは まだかな?どれ、わしが相手しよう。」
「えっ??ちょっとお爺ちゃんまだ無理よ(゚o゚;;」
「お願いしますっ!」
「では、暁美がどんな教え方をしたのか拝見といきますかな(^人^)」
「暁美先生の為にも頑張ります♪」
(ーー;)…おいおい 二人ともさ……
「ほほ〜、ほいっ、ほ〜ほほ」
当たり前だけど 大野さんの技はまったく入らず お爺ちゃんに触れることす
らままならない 息の上がり始めた大野さんに
ちょいっと足を掛け倒し急所を突く
勝負あり
「ハァ、ハァ、…っ参りましたぁ」
「なかなか面白い、グチャグチャだが いい動きをする。
疲れたじゃろ、どうだ これから一杯付き合わんか?」
「しぇんしぇい きょうは ダレたおしゅ?」
「ブンブンしてぇ〜♪」
「あーっ俺も俺も♪♪ブンブン〜」
今日は低学年以下の朝稽古 辛うじで 私が指導できる年代
祖父が私に任せた意図はなんとなくわかるけど……
「はーい、皆んな 集まって 挨拶から始めます。」
この一瞬だけは道場内が静まり返る
堪り兼ねて誰かが音をたてる迄 黙想…………
我慢比べだ
小さいのに 皆んな本当に頑張り屋さんで 真冬だというのに
朝も早くから稽古に励む
カラダ 技よりも 先ずは心を強く磨
子供達と一緒に私も強く……
まだまだ私は弱い………
稽古も終わり道場の掃除をしていると
「おはようございまーす」
(・・?)………朝から誰?
「スミマセーン 誰かいませんか〜」
「はいーっ 」
急いで玄関に行って 声の主を見て驚いた
持っていた 箒と塵取りが音をたてた
「あ〜あ、ゴミ……散らばっちゃいましたよ(´・_・`)」
(O_O)……………
「調べて来ちゃいました。」
(O_O)……………
「あの……先日 電車で会った……覚えてます?」
(O_O)……………
「あの……(´・_・`)」
まさか本当に来るなんて
お爺ちゃんと話しているスーパーアイドルをどこか他人事のように眺めてる
「そういう事でいいかな?」
「はい、有難うございます。お世話になりますがよろしくお願いします」
「暁美、頼んだぞ。」
(・・?)へ?何が??
「宜しく 暁美先生♪」
なんでこうなるかなぁ なんでこうなるかなぁ〜 なんでかなぁーーーっっ
道場に膝を突き合わせて座る二人
(._.)……………
(´・_・`)……………
(。-_-。)…………
(・_・;…………「あ、あのぉ………」
Σ( ̄。 ̄ノ)ノ「なっ なんで…す……か…」
「いや、あの、稽古を……」
そうだ、稽古だよね……
「武術の……経験は……」
「無いよ。全くの初心者(´・_・`)」
何処からどう教えれば………
も〜 お爺ちゃんのぶぁかぁ〜(>_<)
踊っているだけあって 柔らかな筋肉が付いていて 柔軟は…
少しやらないとダメだな
カタを一から付けていく 流石 覚えは早い
しかし何で合気道なんだ?
「あの…ひとつ伺っていいですか?」
「ん?なに。」
「なんの為に…」
「役の為だよ。今度ちょっとハードな役でね ずっと表現の仕方を考えてたんだけど あの電車の中での暁美先生を見て コレだ!って思ったんだよね」
「役の……じゃあ 急がないといけませんね?」
「ん〜 あんまりユックリは出来ないかな。先生 頼みますよ^ ^」
頼むって言われても…時間にも限りあるし……
取り敢えず でいいのか。何となく形がとれれば…
「頑張るから 実際に使い物になるように稽古付けてくださいね」
ゔっ(-。-; 見透かされたか………
そんな事言われてもなぁ………
「大野さん、痩せました?(¬_¬)」
「へ?そんなこと無いと思うけど…」
「痩せたんじゃなくて 締まったんだよね リーダー^ ^」
「ああ、合気道始めたからか?」
「なに、岡田君に対抗してですか?」
「バカ そんなんじゃねぇよ。役の為だよ。」
「ちょっと見せてくださいよ」
「ヤダよ」
「何でよ」
「まだまだだから。」
「じゃあ 出来上がったら 是非 岡田師範と闘ってください」
「殺されるわっっ!」
岡田のとは違うんだよ、彼奴のは 戦闘モードアリアリじゃん
オイラは 戦意をなくしてしまうような そんな演技がしたいんだ
だから暁美先生の技が欲しいんだよ
まだ 見せてくれてねえけど…
大野さんの集中力と習得能力には脱帽だ
まだ10回と稽古を付けていないのにほぼほぼカタはマスターしてる
「だいぶ 様になってきてるようじゃな」
「お爺ちゃん、、」
「こんばんは(^-^) 」
「手合せは まだかな?どれ、わしが相手しよう。」
「えっ??ちょっとお爺ちゃんまだ無理よ(゚o゚;;」
「お願いしますっ!」
「では、暁美がどんな教え方をしたのか拝見といきますかな(^人^)」
「暁美先生の為にも頑張ります♪」
(ーー;)…おいおい 二人ともさ……
「ほほ〜、ほいっ、ほ〜ほほ」
当たり前だけど 大野さんの技はまったく入らず お爺ちゃんに触れることす
らままならない 息の上がり始めた大野さんに
ちょいっと足を掛け倒し急所を突く
勝負あり
「ハァ、ハァ、…っ参りましたぁ」
「なかなか面白い、グチャグチャだが いい動きをする。
疲れたじゃろ、どうだ これから一杯付き合わんか?」
更新日:2016-03-17 16:26:18