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4 (翔side)


「ふぅ・・・」



目の前で繰り広げられる光景に泪する

俺の隣から小さく聴こえたのはニノの溜息



「じゃ取り合えず・・・

J、私と一緒にメイク行きましょうか

相葉さんがそろそろ終わるハズです」



「・・・わかった

じゃ、智また後でな♪」


「翔さん、しっかりね」



ニノはそう言い残すと

松潤を連れて楽屋を出て行った

ニノはもしかして

松潤と違って智くんの手前だけじゃなくて

本当に俺を応援してくれている・・・?

もしそうなら心強い事この上ないけど

今はこっちの問題だよなぁ・・・



「智くん、あなた

どうして松潤に肩なんか抱かせているの?

あなたの恋人は俺でしょ?」


「えっ・・・?

肩? そうだっけ・・・?」



無意識ですか・・・?



「それより・・・

翔くん♡

今、2人っきりだね♡」



そう言って悪戯っぽく笑うあなた・・・

その瞳を覗き込めは

もう他は何も見えなくて・・・



悪魔に魅入られた様に

その唇に吸い寄せられる・・・



「んっ・・・」



昨夜より深く合わされる口付けに

今夜こそイケる!



なんて思っていたのに・・・



またこの夜も不毛な夜になろうとは

この時はまだ思いもしなかった・・・











更新日:2015-08-20 22:20:42

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