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「さて、中西さん、いよいよ第3ブロックの選手たちの登場です!ぱっと見たところ、どうですか?このブロックは?」
「こんな、気をつけ、の姿勢もまともにできないような、社会不適合者たちは、この会場ごと爆破したらええねん」
「なるほど、さて、一番のビルダーの筋肉ですが、彼の筋肉は、なかなかの仕上がり具合を見せています。気をつけ、の姿勢はもちろんできないでしょう」
「うっ(泣)、うっ(泣)、うっ(泣)。一番のビルダーの筋肉は、悲しい、悲しい筋肉なのです(泣)。彼は、コンビニで大好きな曲がかかってるから聴いていたのに、サビにさしかかるあたりで、コンビニのインフォメーションみたいなんに切り替わってしまうたびに、筋トレをしてきたのだよ。彼の筋肉は、無邪気で明るいコンビニのインフォメーションのせいで、好きな曲のサビが聴けなかったことの証。悲しい筋肉なのですよ(泣)」
「ほんまにそれだけで、あんな筋肉になるぅ?あと、別に悲しくないし」
「悲しくないのはお前だけやで。俺は悲しいよ。好きな曲のサビぐらいで変なインフォメーション聴かされたら」



わぁーっ!わぁーっ!

コンビニで好きな曲がたまたまかかってるだけええやろ!俺の実家、田舎やから、コンビニないねんぞーっ!


「さて、中西さん、二番の変な体、みてくださいよ。変な体やのに、オイル塗って、日焼けして、自信満々ですよ!」
「そんなん、どの選手もそうやのに、なんで二番の選手にだけ言うねん。お前は最低やな。実況する資格ないわ。あと、うわぁーん!うわぁーん(泣)」
「そんな泣き方ないやろ。気持ち悪いわぁ、こいつ」
「二番のビルダーの筋肉は、悲しい筋肉なのです(泣)。彼は、怪我をして、お医者さんに包帯で手当てをしてもらってる状態で、傷がどれぐらいなおってるか見てみようと思って、包帯を外して、傷口を見てみて、それから、自分で包帯を巻き直そうとしたけど、自分では、上手に包帯が巻けないたんびに、筋トレをしてきたのです(泣)。うっ(泣)、うっ(泣)、うっ(泣)。彼の筋肉は、彼が包帯を自分で勝手に外して、巻き直せなかったことの証。悲しい筋肉なのです(泣)」
「ただのアホやん」



わあーっ!わぁーっ!いいぞーっ!


二番の筋肉、切れてる切れてるーっ!

ただのアホは帰れーっ!

更新日:2015-07-30 21:19:04

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