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「なんや、そないな理由やったんか……。俺はてっきり……」
話を聞いた服部が拍子抜けしたように口を開いた。
「てっきりなんだよ?」
「せやから、お前ら結婚してもう七年やろ?
夫婦仲が上手くいってへんのとちゃうかと心配したんや!」
「……ったく、なんで服部、オメーがそんな心配してんだよ。
俺たち上手くいってるぜ。なあ、志保……」
「さあ、どうかしら?」
(おいおい、オメー、何、含みを持たせてんだよ!)
そう言葉を返しつつも志保の顔は穏やかに笑っている。
些細なことで口喧嘩もよくするが、
結局、仲がいいことには変わりがなかった。
話を聞いた服部が拍子抜けしたように口を開いた。
「てっきりなんだよ?」
「せやから、お前ら結婚してもう七年やろ?
夫婦仲が上手くいってへんのとちゃうかと心配したんや!」
「……ったく、なんで服部、オメーがそんな心配してんだよ。
俺たち上手くいってるぜ。なあ、志保……」
「さあ、どうかしら?」
(おいおい、オメー、何、含みを持たせてんだよ!)
そう言葉を返しつつも志保の顔は穏やかに笑っている。
些細なことで口喧嘩もよくするが、
結局、仲がいいことには変わりがなかった。
更新日:2016-09-01 14:30:33