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「さてと、アイリ……パパと泳ぎに行くか」
「うん、行く!」
「ちゃんと浮き輪を持つんだぜ」
アイリはスイミングスクールにも通ってるし、
海水浴に来るのも初めてではない。
それに今日は誰よりも頼りになるパパが一緒だから安心だ。
「ママ、浮き輪!」とアイリがはしゃいだ声で浮き輪を手にすると、
早速、新一と手を繋いで海に向かって行こうとする。
「ちょっと、新一、待ってよ! コナンも連れてってよ」
「志保、コナンにはまだ海は無理だぜ。オメーが砂浜で遊んでやれよ」
「嫌よ、日焼けしたくないもの」
「ったく、じゃあ、少しそこで待ってろよ。子守りがくっから……」
「えっ!? 誰を呼んだの?」
「んー……それは……」
新一の声と重なるように聞き覚えのある大声が背後から聞こえて来る。
「おい、工藤! こないなとこにおったんか……探したで」
志保は咄嗟に立ちあがって振り向いた。
「エッーー、まさか、服部くん!?」
「よう! ねぇちゃん、久しぶりやな」
そう、志保が振り向いて目にしたのは、
夏の海がよく似合いそうなほど色黒の肌をした服部平次の姿だった。
「うん、行く!」
「ちゃんと浮き輪を持つんだぜ」
アイリはスイミングスクールにも通ってるし、
海水浴に来るのも初めてではない。
それに今日は誰よりも頼りになるパパが一緒だから安心だ。
「ママ、浮き輪!」とアイリがはしゃいだ声で浮き輪を手にすると、
早速、新一と手を繋いで海に向かって行こうとする。
「ちょっと、新一、待ってよ! コナンも連れてってよ」
「志保、コナンにはまだ海は無理だぜ。オメーが砂浜で遊んでやれよ」
「嫌よ、日焼けしたくないもの」
「ったく、じゃあ、少しそこで待ってろよ。子守りがくっから……」
「えっ!? 誰を呼んだの?」
「んー……それは……」
新一の声と重なるように聞き覚えのある大声が背後から聞こえて来る。
「おい、工藤! こないなとこにおったんか……探したで」
志保は咄嗟に立ちあがって振り向いた。
「エッーー、まさか、服部くん!?」
「よう! ねぇちゃん、久しぶりやな」
そう、志保が振り向いて目にしたのは、
夏の海がよく似合いそうなほど色黒の肌をした服部平次の姿だった。
更新日:2016-09-18 14:37:08