官能小説

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後日談

 悟空はチチに家に居るように言われて久し振りの帰宅をし、自宅の裏庭から繋がる畑予定地でのんびりと修行をして過ごしていると、悟飯とピッコロが徒歩でやって来た。
「よう、おめえら、また何かあったのか?」
 ビーデルと三人で来た、と言うので、あら家族ぐるみのお付き合い、と、たまに妻にしもしない浮気をきつく禁止されたり有りもしない浮気を問い詰められる悟空は心配になるが、そこをさり気なく訊くと、彼女も知っている、と悟飯が笑顔で答えた。
 あれから少し経ったある日、ビーデルに折り入って話があると言われてベジータがバラしたのかとドキドキしたが、どうやらビーデルは二人の心の近さに気付いていた様で、ピッコロの事を優しく問われて誘導をされて、結果、全てを打ち明ける事となってしまった。彼女は格闘家の父を持ち、そして彼等の経験する戦闘の熾烈さを知っているだけに、悟飯の深い想いを強過ぎる師弟の絆と理解した。そうして彼女は、幼い身で初めて戦わざるを得なくなったあなたが戦闘でそのポテンシャルを少しでも出せるように鍛えてくれた彼に感謝こそすれ軽蔑や敵意は持ちようがない、と言い、ピッコロをもっと招くようにと促したのだと言う。
 浮気に寛大過ぎる対応を聞いて悟空は俄かには信じられず、疑いの眼差しを向けると、気付いた悟飯が彼女が理解を示し許してくれた理由を、想像ではあるが語った。
「僕達はプラトニックですから」
 手を繋いでいるだけで満たされるその関係故に、彼女も許してくれたのだろう。そんなこんなで穏やかに続けていた。そこにベジータが普段着で、武空術でやって来た。
「あれ?何でおめえまで来るんだ?」
「来てはいかんのか?」
「悟飯とピッコロまで来てっから、なんか約束があったんかなあと思ってよ」
 ブルマが出掛けるついでにチチとビーデルの三人で軽い女子会をすると言うので寄っただけで、彼女達のお喋りが終わったら帰る、と言う。
「貴様らを呼んで来いと言われたが、戻る必要なんかないだろ」
 立ち話もなんだからと座るように促し、ベジータが少し離れた所に腰を下ろそうとするのを見て警戒されているのだろうかと思うが、この物理的な距離感は以前からの物だったようにも思え、それでも持て余した暇を自分達と潰そうとしているのだからあれで気は晴れたのだろうと悟空は判断した。
「トランクスも連れて来てんのか?」
「トランクスなら下で悟天と遊んでいるから置いて来た」

更新日:2016-05-13 16:15:30

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