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初めての入院

アルツハイマーと共存の義父が、熱を出し、近所の内科を受診しました。
薬をもらって、水分をしっかり摂るように言われ帰りましたが、その夜は熱のせいか、いつも以上に意味不明な言動。
布団に横になって、私の手を握り
「かぁちゃん。しょんべん!!」と訴えてきました。
『生んだ覚えないけど。しょんべん行こうか』
と言うと、コックリ頷くじいちゃんなのでした。
 
 次の日も熱は下がらず、これまで、失禁・放尿・多動・・・と、かなりのストレスが溜まっておりました私達は、かかりつけの精神科病院に内科もあった事を思い出しました。
(もしかしたら・・・“大変でしょう。家での看病は難しいので入院しては?”とか言ってもらえるかも)
と、一筋の期待を秘め、救いの手を求めて受診してみる事にしました。 
「大変でしょう」と親身になってくれる医師から
「入院というのは治療が必要な方でないとね~まぁ、肺炎とかをおこしていたら、即入院ですけど・・・」
と聞かされた時は、助け舟がスイスイと離れていく心境でした。

 バカな期待でした。

 そりゃぁそうだ。

 熱があると言うだけで入院なんてさせてもらえません。
胸部レントゲンを撮ってもらっている間も、脱力感ですっかり肩が落ちていました。
ところが、検査が終わって診察室に入りますと。
なっ!なんと映っていたんです。影が。
「肺炎おこしてはりますわぁ~」
「えーーーー!?」
よかった!受診して。
こんな簡単に肺炎をおこすんだ。
(ちょっと預かってくれぇぇぇ)って助けを求めて受診したんですが、肺炎を見つけてもらえました。本当よかった。

 問題行動があるので内科病棟には入院させてもらえず、精神科病棟に入院となりました。
「個室しか空いていない」と言われましたが、肺炎を治してもらうには、それ以外選べません。
そして、少しお高くつきましたが、私達に休息が与えられました。

更新日:2015-08-31 16:53:23

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