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放尿・放便・ろう便

夜間のみだった放尿は、日中目が覚めている時にも起こるようになっていきました。
浴槽や洗面所にジョンジョロリ~ンです。
一番お驚いた場所は・・・
(なんとなく雰囲気がトイレに似ているからかな~?)
コップです。
自分の湯飲みにおしっこをしていたのです。
もしかすると検尿のつもりでしょうか!?
発見した時は
“あ~じいちゃんのコップで良かった”
と、妙な安堵を覚えました。
すごい調子の悪い時には、他人さんの目の前でおち〇ちんを出し始めた事もあります。
ケアマネさんが、様子を見に来て下さっていて、「いつもこんな風にウロウロしているんです」と話していますと、台所に行ってズボンの前の部分を開けて、何やらモゾモゾし始めて「ちょい!ちょい!ちょっと待ったー!」。
慌てて大事なものをしまい、トイレに誘導しました。
ケアマネさんも、さぞかし驚いた事でしょう。
私達が、日々の大変な出来事を話しても、恐らく現実味がなく、「大変ですねー」と言葉にしても、やっぱり別世界の事だったでしょう。それが、自分の目の前でおち〇ちんポロリッなんですから。

 色んな事が起きて、驚く暇もなく次々とやらかしてくれて。放尿の次は放便です。

 それまで、放便って想像もつきませんでした。
便器以外の所に排尿・・まぁ~あるかなぁ。
便器以外の所に排便・・ないやろ?それは!!
でも、病気が進むと、本当に想定の範囲外の事が色々と起こりました。
 アルツハイマーの本に「症状が進んでも排泄はトイレでしようとする」と書いてありました。
本当にそうで、尿意や便意を感じ、トイレを探して歩きます。
あまりの頻度に、オムツにしてくれたらどんなに楽かと思ってしまうくらいです。
いいえ、オムツにもしてるんです。オムツにしたり、トイレでしたり、廊下でしたり・・です。(廊下はあかんやろ)
 初めの頃は、常に失禁のある尿と違い、便は、緩い時だけパンツに出てしまう、という感じでした。
便で汚れたパンツをゴミ箱に入れて、その上にタオルを押し込んであった事もあります。その時手に付いた便をなんとかしたかったようで、壁のあちこちに擦り付けてありました。もちろん、じいちゃんの手や爪はウンチまみれでした。
うまくトイレで排便ができても、お尻を上手に拭けず手に便が付き、トイレのあちこちにウンチを付けてある事も。
便器にトイレの掃除道具を全部放り込んである時もありました。
じいちゃんがトイレに行く時は、いつも付いて行かなくてはならないようになりました。
ちょっと目を離した隙にトイレに行っていて、しかもウンチで・・・、えらいことに!!なんて事もしばしば。

 そしてついに、ショートステイ先で放便。

 他の利用者さんの居室でズボンを脱いで、しゃがんでウンチをしたらしいのです。
出来ます?ふつう。
ちょっと正気ではできません。
ほんと、ごめんなさい。
それから・・・また別の日には、オムツに排便して、その便を手で掴んでロビーのソファーにニジニジ、ヌリヌリしたらしいのです。
(お願いだ~誰か奴を止めてくれ)

 

更新日:2015-09-12 22:37:34

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