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早起きして蟻に餌やり?

義父の夜間放尿に悩まされていた頃、主人が、朝洗面をしておりますと、 早朝の窓の外に人影が・・・。
主人はとても早起きで、彼より先に起きている者は、我が家には誰一人いません。
新聞配達の人は、壁の外からポストへ投函してくれますし、門より中でうろついているのは、怪しい人に他ありません。
何者だ!と主人が外を見ますと、なんと!殆ど裸の挙動不審なじいちゃんがいました。
怪しい人に他ありません。
どうやら裏口の鍵を開けて出て行ったようです。
出て行って、しかも何故か、パジャマを脱いで植木に引っ掛けてあり、下着はおしっこでボトボト。入れ歯を外して地面に置いてあり、そこへ蟻んコがいっぱいたかっておりました。(巣に持って行かれなくてよかった)
 
 いったい、いつからそこにいたんだろう。恐ろしや~。

 アルツハイマーと診断されてから1年と4ヶ月の事です。
正気の時とのギャップが大きすぎます。

 夜間放尿は、診断されてから1年経った頃から始まりました。
一番初めは、仏壇の前に置いてある、高級な座布団が被害にあいました。
毎朝、「行ってきます」と仏壇に手を合わす主人が、第一発見者で、ズボンがボトボトになるほどでした。
それから、何度も、何度も、あちこち、あちこち・・・。
私達は、朝目覚めると、まず放尿がないか確認する事が、日課になりました。
玄関扉に向かってジャー。掃出し窓に向かってジャー。襖に向かってジャー。浴槽に向かってジャー。脱衣所のかごに向かってジャー。至る所に、おしっこのシミと臭いがある家になりました。
 トイレのドアに、大きな字で「トイレ」と書いた紙を貼ったり。トイレへの動線に灯りを点けたり。色々工夫しましたが、夜間放尿がなくなる事はありませんでした。
こんな事がいつまで続くのだろう・・・。
主治医に相談しても「ま~そういう事もありますね~」とか、そんな答えしか貰えませんでした。

 みんなどうしているのだろう。

更新日:2015-08-31 16:48:44

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