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突然、狂暴スイッチON

 色んな事をやらかしてくれる義父。
アルツハイマーと言う病気のせいだと解っていてもコンニャロ~です。

 “ストーブひっくり返し事件”があった次の日の事です。

 いつものようにデイサービスから帰って、家中をうろつきながら、色んな物にちょっかいを出すじいちゃん。
トイレも「もう出えへんやろ!」ってくらい頻繁に行きますし、外へも出て行こうとします。
なんとか、夕ご飯を作っている間、食卓で待っていて欲しくて
「ここの椅子に座って待っててや。もうすぐご飯できるからな」
とお願いしても、すぐにゴソゴソと始まってしまいます。
そんな繰り返しで、3回目くらいだったかな。
「ここに座ってて」と椅子を引くと
見たことの無い形相のじいちゃんが、椅子を持ち上げ私に向って来たのです。
それはそれは恐ろしい目つきで、驚きと恐怖で固まっていますと、傍にいた娘が「危ない!」と私の手を引っ張ってくれました。
その後、椅子を置いたじいちゃんは、私達を睨み付けながら追いかけ始めました。
台所ですので、危険な物が沢山あります。正に恐怖です。
私達は睨みつけられたまま、机の周りをぐるぐる回りました。
危ないよ~!!怖いよ~。
どうなったん?じいちゃん。
 幸い、暫くして主人が帰ってきてくれて、大きな声で
「何しとんねん!!おい!!」
と言いながら、じいちゃんの体を捕まえてくれました。
すると、じいちゃんにとり憑いていた別人格はどこかへ行き、いつもの、ぼんやりと遠くを見ているような、じいちゃんに戻りましたが、私と娘はあの目が忘れられなくて震えていました。

 その日から、娘は、何度か怖いじいちゃんの夢を見たそうで、じいちゃんの目を見れなくなりました。
私は、暫くの間、じいちゃんのお世話をするのが怖かったです。

 本当に恐怖でした。

別人格。威嚇行動。豹変。
不思議です。
うろつきながら色んな物にちょっかいを出していたかったのに、椅子に座れと、しぶとく言われて敵視したのでしょうか。
それにしても怖すぎです。

椅子を軽々持ち上げる力が残っています。

更新日:2015-08-02 16:53:48

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