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多動激化で斬新な模様替え

 一段と多動が目立つようになったのは、アルツハイマーと診断が下りてから2年の頃です。
玄関から頻繁に出て行きますので、その度(おっ!出て行ったな)と気に掛けなければなりません。
出ては入り、入ったかと思うと又出て行く・・・。
昔は「どんだけ寝るねん」と腹を立てていましたが、「頼むから寝てくれ」と願うようになりました。
そしてそのうち、色んな物を色んな風にやらかしてくれるようになりました。
写真立てから写真を抜き取り、フレームやら何やらバラバラにしたり、襖を外してあちこちに立て掛けてあったり、外から、鉢植えを飾る棚を持って入り、仏壇の前に置いてあったり、トイレのお掃除道具を持ってうろついたり、家族の靴を何処かへやっていたり・・・。
それはそれは、次から次から色んな事をやらかしてくれちゃいます。
私も二人の子供を育てましたので、色んな悪戯や悪さを見てきたつもりですが、じいちゃんの真面目な悪戯は、もうドン引きのオンパレードでした。
でも、そんな時もこんな時も怒ってはいけません。
「何やっとんねん」と言ってはいけません。
(たまに、ボソッと言うたかも・・)
ひたすら、その度片付けて、どうしたものかと試行錯誤です。
なくなった物を、家族総出で探す事もよくありました。
何でしょうねぇ~。

 じいちゃんの徘徊と多動は、本当に私たちを悩ませました。
椅子や机までも、何とか動かそうと、毎日奮闘&悪戦苦闘のじいちゃんでした。
ちょっと目を離すと、部屋の斬新な模様替えをやってのけてくれるじいちゃんは、アルツハイマーと言う脳の病気と、まだまだ元気な体とのバランスがとれないんでしょうね。

「お願いだ、じっとしてくれ!!」
この頃の私達の願いでした。

更新日:2015-08-31 13:57:38

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