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6 (潤side)
しばらくして目を覚ました智は
さっきの事を何も覚えていなくて
「おいら寝ちゃってごめんね」
って、何事もなかったかのように
極上の笑顔を見せてくれた
でも・・・
ホントは深く傷付いて苦しんでいるのを
俺は知ってしまった・・・
そんな事は噯(おくび)にも出さない智が愛おしくて
俺は智を抱き締めて顔中にキスした
額に、瞼に、頬に、その唇に・・・
隣にはニノが居たけど
俺はもう気にはならなかった
智は恥かしそうに・・・
でもとても安心した様に
躊躇いがちに俺の背中に手を廻して応えてくれた
「・・・智・・・俺、智が一番大事だから
何があっても俺の事信じていて?」
「うん・・・潤くん・・・ありがと・・・」
「ドラマ・・・智が辛いなら観なくても良いし
淋しくなったら真夜中だって呼び出してくれても全然構わない
何を置いても真っ先に智の元に駆け付けるから
何時でも俺を呼んで?
何でも一人で我慢しないで愚痴でも何でも俺にも話して?」
「・・・じゅん・・・く・・・ん・・・」
智の溢れる泪を唇で受け止めて
真っ直ぐにその瞳を覗き込む
「忙しさにかまけて気付いてあげられなくて・・・
智を放っておいてごめん・・・」
「あっ・・・じゅ・・・」
俺は泪で言葉が出ない智をギュッと抱き締めた
智に俺の想いはちゃんと伝わったかな・・・?
智の驚いた貌と泪を流す姿が俺の心の深い処に刻まれる
不安になってニノに視線を移すと
ニノは微笑んで頷いてくれた
そして智の背中を摩りながら優しい声で智に語り掛ける
「智、俺と潤くんはいつだって智の味方で
いつも傍にいるからね」
「・・・うん・・・ありがと・・・
2人とも・・・大好き・・・」
俺とニノの間で泪に濡れながら笑顔を作ろうとする智は
とても健気で可愛い
「潤くん・・・おいらの方こそ、ごめんね
潤くんは全然悪くなんかないのに・・・おいら・・・」
「良いんだ・・・無理しないで?」
「でもね・・・おいら・・・
潤くんのドラマ本当に楽しみにしてて・・・」
「・・・うん、知ってる・・・ありがとう」
智はその自覚があるのかないのか・・・
泪を拭ってめちゃくちゃ色っぽい視線を真っ直ぐ俺に向ける
俺・・・ちょっと・・・ヤバイ・・・!
「それでね、潤くんとカズと・・・3人で一緒なら
潤くんのドラマ観られる・・・って、思うんだ・・・///」
「えっ?」
「智・・・?」
「おいらどうしても
潤くんのドラマ最後まで観たいの・・・
ダメ・・・かな・・・?」
上目遣いで小首を傾げて俺を見詰める智・・・
これがまた・・・スッゴク・・・
ソソル・・・んだよ・・・な・・・///
ダメじゃない・・・!
もちろんダメじゃないんだけど・・・!
「・・・え・・・っと・・・
智・・・あ、あの・・・あのさ・・・」
あぁ・・・
ドラマなんかよりも
俺は今すぐにでも智を抱きしめて愛したいのだと
俺の理性はもう限界を越えようとしているのだと・・・
あなたに伝えるにはどうしたら良いのだろうか・・・
そんな俺を見て
ニノが俺の心を読んだかの如く笑い出した・・・
しばらくして目を覚ました智は
さっきの事を何も覚えていなくて
「おいら寝ちゃってごめんね」
って、何事もなかったかのように
極上の笑顔を見せてくれた
でも・・・
ホントは深く傷付いて苦しんでいるのを
俺は知ってしまった・・・
そんな事は噯(おくび)にも出さない智が愛おしくて
俺は智を抱き締めて顔中にキスした
額に、瞼に、頬に、その唇に・・・
隣にはニノが居たけど
俺はもう気にはならなかった
智は恥かしそうに・・・
でもとても安心した様に
躊躇いがちに俺の背中に手を廻して応えてくれた
「・・・智・・・俺、智が一番大事だから
何があっても俺の事信じていて?」
「うん・・・潤くん・・・ありがと・・・」
「ドラマ・・・智が辛いなら観なくても良いし
淋しくなったら真夜中だって呼び出してくれても全然構わない
何を置いても真っ先に智の元に駆け付けるから
何時でも俺を呼んで?
何でも一人で我慢しないで愚痴でも何でも俺にも話して?」
「・・・じゅん・・・く・・・ん・・・」
智の溢れる泪を唇で受け止めて
真っ直ぐにその瞳を覗き込む
「忙しさにかまけて気付いてあげられなくて・・・
智を放っておいてごめん・・・」
「あっ・・・じゅ・・・」
俺は泪で言葉が出ない智をギュッと抱き締めた
智に俺の想いはちゃんと伝わったかな・・・?
智の驚いた貌と泪を流す姿が俺の心の深い処に刻まれる
不安になってニノに視線を移すと
ニノは微笑んで頷いてくれた
そして智の背中を摩りながら優しい声で智に語り掛ける
「智、俺と潤くんはいつだって智の味方で
いつも傍にいるからね」
「・・・うん・・・ありがと・・・
2人とも・・・大好き・・・」
俺とニノの間で泪に濡れながら笑顔を作ろうとする智は
とても健気で可愛い
「潤くん・・・おいらの方こそ、ごめんね
潤くんは全然悪くなんかないのに・・・おいら・・・」
「良いんだ・・・無理しないで?」
「でもね・・・おいら・・・
潤くんのドラマ本当に楽しみにしてて・・・」
「・・・うん、知ってる・・・ありがとう」
智はその自覚があるのかないのか・・・
泪を拭ってめちゃくちゃ色っぽい視線を真っ直ぐ俺に向ける
俺・・・ちょっと・・・ヤバイ・・・!
「それでね、潤くんとカズと・・・3人で一緒なら
潤くんのドラマ観られる・・・って、思うんだ・・・///」
「えっ?」
「智・・・?」
「おいらどうしても
潤くんのドラマ最後まで観たいの・・・
ダメ・・・かな・・・?」
上目遣いで小首を傾げて俺を見詰める智・・・
これがまた・・・スッゴク・・・
ソソル・・・んだよ・・・な・・・///
ダメじゃない・・・!
もちろんダメじゃないんだけど・・・!
「・・・え・・・っと・・・
智・・・あ、あの・・・あのさ・・・」
あぁ・・・
ドラマなんかよりも
俺は今すぐにでも智を抱きしめて愛したいのだと
俺の理性はもう限界を越えようとしているのだと・・・
あなたに伝えるにはどうしたら良いのだろうか・・・
そんな俺を見て
ニノが俺の心を読んだかの如く笑い出した・・・
更新日:2015-07-02 01:01:11