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4 (ニノside)



思ったより早くJからの返信があった

タイミングの良い事に今日は早くこちらに来れるらしい



そんな些細な偶然さえ2人の強い絆を感じさせて

胸がチクリとしないくもないが

そんな事に囚われている時ではない



ソファで気持ち良さそうに微睡むあなた・・・

このまま寝かせておいてあげたいけど

そろそろ起こさないとJが来てしまいますから

このままじゃちょっと・・・ね・・・(笑)



「智、もうそろそろ起きて下さい」



そっと頬にキスして耳元に囁く



「良い知らせですよ

潤くんがもうすぐ来てくれます」



あなたの瞼がピクリと反応して

ゆっくりと開く



気怠い雰囲気が何とも・・・

艶っぽいですねぇ(笑)



「・・・潤くん・・・来るの・・・?」


「さっきメールがあって

今日は撮影が巻いて早く終わったので

もうすぐ来れるそうですよ

良かったですね」



「・・・ん・・・」



まだ半分夢の中にいる様なあなたは

拭いきれていない不安を隠さず

俺の首に腕を回してしがみ付く



「ホントに・・・? 

ホントに潤くん来てくれるの・・・?」


「・・・本当ですよ

だから早くお風呂に入ってキレイにしてきて下さい

その間に食事の用意をしておきますから」



俺は智をバスルームに促して

Jの到着時間を確認する

後約20分・・・ってトコですか



さて・・・っと・・・

今夜はどうしましょうか



私は今夜はもう遠慮した方が良いかもしれませんねぇ・・・









更新日:2015-07-01 00:27:27

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