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7 (智side)



目が覚めると

おいらを挟んで包み込むように両サイドで

カズと潤くんがおいらにピッタリとくっついて眠っていた



何だか恥かしくてくすぐったいような

ふわふわした不思議な感覚・・・



こんな我が儘なおいらを受け入れてくれて

ありがとう・・・って、二人に心の中で呟く



身体はちょっとツライけど

おいらすっごく倖せ・・・



「智・・・目が覚めた?」


カズの声で視線を上に向けると

カズがおいらを覗き込んでいて目が合っちゃった・・・///



何か恥かしくて・・・///

おいらは顔を伏せてシーツを頭からかぶって隠れた



「智・・・? 大丈夫?」


「・・・・・・じゃない」



ホントは言う程でもないんだけど

ちょっと拗ねたように言ってみる



だって・・・

恥かしくて普通に話せないんだもん・・・



「ですよね・・・昨夜はJが無理させちゃいましたもんねぇ・・・

J! どうしてくれるんですか(怒)」


「え~? 俺だけの所為? ニノだって・・・」


「あなたの所為でしょ(怒)

私がちょと目を離した隙にあんな・・・!」


「まぁまぁ・・・今日は一緒の仕事で良かったよな

俺、智のフォローちゃんとするから」


「当然です!(怒)」



カズがこんなに潤くんを怒るなんて思わなかった

おいら大丈夫じゃない・・・って、言った事少し後悔した



「・・・かずぅ・・・あんまり潤くんを怒らないであげて・・・?」


「智♡」


「あなたは潤くんに甘過ぎです!(怒)」



やべっ・・・

もっと怒らせちゃった・・・?

こうなったら・・・



「カズ大好き♡ ちゅっ♡」


「//////。」


「あ~ズルイ! 智、俺にも!!」



もぅ・・・恥かしいなぁ・・・

でもこうなったらやるしかない・・・か・・・



「潤くんも大好き♡ ちゅっ♡」


「智♡♡♡」



取り敢えずカズの怒りはおさまったけど・・・

・・・マズ・・・二人ともその気になっちゃった・・・?



今日の仕事何時だったっけ・・・?

この二人の事だから大丈夫だとは思うけど

遅刻しないようにしないとなぁ・・・



おいらはぼんやりそんな事を考えながら

二人の温もりに溺れていった・・・















更新日:2015-06-24 20:59:16

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