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冬の星座② (智side)



「智・・・智を不安にさせてごめんな」


「潤くんが悪いんじゃない・・・おいら・・・」



おいらは狡くて汚い・・・

ホントは潤くんに愛される資格も

人を愛する資格も・・・何もないんだ・・・



潤くんにも・・・

カズにも・・・おいらすごく酷いコトしてる

なのに二人ともそんなおいらにすっごく優しい・・・



「ごめんね・・・潤くん・・・ごめん・・・」



おいらは潤くんの首にしがみ付いて

子供みたいに泣いていた



きっと潤くんはおいらの想いに気付いて苦しんでいたんだ・・・

なのにこんな風においらを庇って愛してくれる・・・



潤くんの深い愛情がじんわりと胸に拡がって

苦しい・・・

苦しくて堪らないよ・・・



「智・・・謝らないで・・・

ありのままのあなたを愛してるから

ずっと俺の傍にいて・・・?」



潤くんはおいらを優しく抱き締めて

額に・・・頬に・・・唇に・・・首筋に・・・キスの雨を降らせる

潤くんのキスに酔ってしまいそう・・・



「んっ・・・」


「明日はゆっくりだったよね?

だから・・・今夜は寝かさないよ?」


「え・・・?」


「智、その気で来たでしょ?

シャンプーの香りがする(笑)」


「あっ・・・ん・・・」



潤くんの手がおいらの敏感なトコに伸びて

おいらを刺激する



「んっ・・・じゅ・・・ん・・・!」


「智・・・愛してる・・・」


「あっ・・・」



潤くん・・・優しくしないで・・・

何も考えられなくなるように

何もかも忘れられるように

強く激しくおいらを抱いて・・・潤・・・



おいらは・・・

おいらを壊して欲しくて潤くんに身を任せる・・・



おいらには

潤くんに優しく愛してもらえる価値なんて

全然ないんだよ・・・



ごめんね・・・

潤くん・・・




















更新日:2015-06-20 23:24:22

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