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帰国した智くんと松潤を囲んでの食事の席
俺は車と言う事もあったが
ニノの禁酒令をしかりと守ってノンアルコールで我慢した
もう二度と同じ過ちは犯さないぜ!
だけどテンションが上がった雅紀は
上機嫌でグラスを重ねる毎にその言動が怪しくなり
帰る頃にはすっかり出来上がってて
ひとりで帰すには不安な状態となってしまっていた
送るから安心して飲んで…とは言ったけど
まさかこんな風になるとは…
まるで前日の己の姿を見ている様で
気持ちの悪い汗が吹き出す…(汗)
ここはやはりニノの苦労を身をもって知る為にも
俺が責任を持って部屋まで送り届けるべきだろう…なぁ…
「雅紀は俺が送って行くよ
これじゃ一人で帰すのは危ないだろ」
帰り際、ニノにそう告げる
「そうですねぇ…
じゃぁ私は大野さんとJを送って行きますので
翔さん、相葉さんをお願いしますね」
ニノは俺がノンアルコールに徹したのを評価してくれたのか
単に智くんが帰ってきたのが嬉しいのか満面の笑みをくれた
だが…
「くれぐれも送りオオカミにならないようにね
ショ・ウ・サ・ン…」
そっと耳打ちされた台詞に
その笑みには別の意味合いが含まれているような気がして
俺はフリーズしてしまった…
「ほら水、大丈夫か?」
千鳥足の雅紀を部屋まで送り届け
ベッドに入れるまでが俺の仕事
「雅紀がベッドに入ったら帰るから
その前に何かいるのあったら言って」
「…しょお…ちゃん…」
「ん? 何がいる?」
「…しょ……い…。」
よく聴き取れなくて
雅紀の口元に顔を寄せる
「ん? 何?」
「…しょおちゃん…今日…辛くなかった…?」
「え…?」
「松潤と大ちゃん…良い雰囲気だったよねぇ…
しょおちゃん…真っ直ぐ見れなかったじゃん
俺、しょおちゃん…可哀想になっっちゃったよぉ…」
「あ、あの…雅紀…?」
俺、そんなに悲愴感漂っていましたか…?(泣)
「しょおちゃん…俺じゃダメ…?」
「え…?」
「俺じゃぁ大ちゃんの代わりにはなれない…?」
絡まる雅紀の腕…
そして突然重ねられた雅紀の唇…
何が起こったのか理解できない
「俺…しょおちゃん…大好きだよ…」
蘇るニノの台詞…
――― くれぐれも送りオオカミにならないようにね
ショ・ウ・サ・ン… ―――
帰国した智くんと松潤を囲んでの食事の席
俺は車と言う事もあったが
ニノの禁酒令をしかりと守ってノンアルコールで我慢した
もう二度と同じ過ちは犯さないぜ!
だけどテンションが上がった雅紀は
上機嫌でグラスを重ねる毎にその言動が怪しくなり
帰る頃にはすっかり出来上がってて
ひとりで帰すには不安な状態となってしまっていた
送るから安心して飲んで…とは言ったけど
まさかこんな風になるとは…
まるで前日の己の姿を見ている様で
気持ちの悪い汗が吹き出す…(汗)
ここはやはりニノの苦労を身をもって知る為にも
俺が責任を持って部屋まで送り届けるべきだろう…なぁ…
「雅紀は俺が送って行くよ
これじゃ一人で帰すのは危ないだろ」
帰り際、ニノにそう告げる
「そうですねぇ…
じゃぁ私は大野さんとJを送って行きますので
翔さん、相葉さんをお願いしますね」
ニノは俺がノンアルコールに徹したのを評価してくれたのか
単に智くんが帰ってきたのが嬉しいのか満面の笑みをくれた
だが…
「くれぐれも送りオオカミにならないようにね
ショ・ウ・サ・ン…」
そっと耳打ちされた台詞に
その笑みには別の意味合いが含まれているような気がして
俺はフリーズしてしまった…
「ほら水、大丈夫か?」
千鳥足の雅紀を部屋まで送り届け
ベッドに入れるまでが俺の仕事
「雅紀がベッドに入ったら帰るから
その前に何かいるのあったら言って」
「…しょお…ちゃん…」
「ん? 何がいる?」
「…しょ……い…。」
よく聴き取れなくて
雅紀の口元に顔を寄せる
「ん? 何?」
「…しょおちゃん…今日…辛くなかった…?」
「え…?」
「松潤と大ちゃん…良い雰囲気だったよねぇ…
しょおちゃん…真っ直ぐ見れなかったじゃん
俺、しょおちゃん…可哀想になっっちゃったよぉ…」
「あ、あの…雅紀…?」
俺、そんなに悲愴感漂っていましたか…?(泣)
「しょおちゃん…俺じゃダメ…?」
「え…?」
「俺じゃぁ大ちゃんの代わりにはなれない…?」
絡まる雅紀の腕…
そして突然重ねられた雅紀の唇…
何が起こったのか理解できない
「俺…しょおちゃん…大好きだよ…」
蘇るニノの台詞…
――― くれぐれも送りオオカミにならないようにね
ショ・ウ・サ・ン… ―――
更新日:2015-06-12 07:50:16