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―――…翔ちゃん……翔ちゃん……―――
あなたの声が耳に心地好い…
柔らかな笑顔のあなたに思い切って手を伸ばすと
すっぽりと俺の腕の中に納まってしまう…
あなたはクスクスと笑いながら俺を抱き締めてくれた
嬉しくて俺もあなたを抱き締めて口付ける…
あなたの唇はとても甘くて柔らかかった…
「もう離したくないよ…智くん…」
―――翔ちゃん…翔ちゃん……!―――
「智くん…大好きだよ…愛してる…」
―――翔ちゃん……ダメだよ…イヤだ…―――
「俺、もう我慢できない…
あなたが愛おしくて堪らない…
ごめんね…智くん…あなたが欲しいんだ…」
あなたを押し倒してその躰に俺の痕を残す…
これは夢…ずっとあなたを想い続けているから
こんな夢を見てしまうんだ…
あなたに触れて…あなたを愛して…
己の欲求を満たす夢…
幾度こんな夢をみてきただろう
目が覚めればいつもひとり
愛しいあなたは何処にもいない…
Pi Pi Pi Pi……
「んっ…あぁ…もう朝か…
今日の夢はいつもよりリアルだったなぁ…」
「あなた…一体いつもどんな夢見ているんですか!?(怒)」
「えっ…?」
誰…?ニノ…?
俺の隣に…ニノがいる…?
しかも俺もニノも何も纏っていなくて
更にはニノのその躰には無数の赤い……痕……
これって…この状況って…もしかして、まさか…!?
訊きたくはないが訊かねばならない…よな…?
俺の中の勇気を総動員して恐る恐るニノに尋ねる
「………ニノ…?」
「はい(怒)」
「何故に此処にいらっしゃる?」
「酔い潰れたあなたを送って来たんです(怒)」
「ま、まさか…それ…その痕…お、俺ぇ…?」
「この状況であなた以外に誰が居るんですか!?(怒)」
………………。
頭の中が真っ白だ…
お、落ち着け俺!!
一体何がどうなってこうなった!?
「えっ…とぉ…昨夜は…」
あ~怖くてニノの貌が見られない…
二日酔いの痛む頭を押さえながら衣類を身に着け記憶を遡る
「そうだ…昨日は…
智くんが松潤と一緒にヨーロッパに行くの見送って…
それでその後、ニノと一緒に飲んだ…処までは覚えている…
で…その後の記憶が……ない…」
「ほぉ…(怒)
私にこんな不埒なマネをしておいて
記憶がないとは…幸せな方ですね(怒)」
「に、ニノ!落ち着け、な?
俺が悪かった!謝る!謝るから!!」
あぁ…どうしてこんな事になったんだ…
ニノは同じメンバーで…大切な仲間なのに…
俺は何て事をしてしまったんだ…!(泣)
「………。
まぁ良いです。早く用意しないと仕事に遅れますよ」
「ニノ…?」
「この事については時間のある時に
ゆっくりと話しましょう(怒)」
ゆっくり話す?
ゆっくり話をしたら俺の失態がどうにかなるのか?
ゆっくり話をしたらニノは俺を赦してくれるのか?
………。
ありえない…
「…時間もあまりない事ですし朝食の用意をしてもらえませんか
私、躰が痛くて動きたくないんです(怒)」
「は、はい!ただ今!!」
俺はニノをベッドルームへ残して
一目散にキッチンへ駆け込んだ
あぁ…本当に…
何でこんな事に…(泣)
―――…翔ちゃん……翔ちゃん……―――
あなたの声が耳に心地好い…
柔らかな笑顔のあなたに思い切って手を伸ばすと
すっぽりと俺の腕の中に納まってしまう…
あなたはクスクスと笑いながら俺を抱き締めてくれた
嬉しくて俺もあなたを抱き締めて口付ける…
あなたの唇はとても甘くて柔らかかった…
「もう離したくないよ…智くん…」
―――翔ちゃん…翔ちゃん……!―――
「智くん…大好きだよ…愛してる…」
―――翔ちゃん……ダメだよ…イヤだ…―――
「俺、もう我慢できない…
あなたが愛おしくて堪らない…
ごめんね…智くん…あなたが欲しいんだ…」
あなたを押し倒してその躰に俺の痕を残す…
これは夢…ずっとあなたを想い続けているから
こんな夢を見てしまうんだ…
あなたに触れて…あなたを愛して…
己の欲求を満たす夢…
幾度こんな夢をみてきただろう
目が覚めればいつもひとり
愛しいあなたは何処にもいない…
Pi Pi Pi Pi……
「んっ…あぁ…もう朝か…
今日の夢はいつもよりリアルだったなぁ…」
「あなた…一体いつもどんな夢見ているんですか!?(怒)」
「えっ…?」
誰…?ニノ…?
俺の隣に…ニノがいる…?
しかも俺もニノも何も纏っていなくて
更にはニノのその躰には無数の赤い……痕……
これって…この状況って…もしかして、まさか…!?
訊きたくはないが訊かねばならない…よな…?
俺の中の勇気を総動員して恐る恐るニノに尋ねる
「………ニノ…?」
「はい(怒)」
「何故に此処にいらっしゃる?」
「酔い潰れたあなたを送って来たんです(怒)」
「ま、まさか…それ…その痕…お、俺ぇ…?」
「この状況であなた以外に誰が居るんですか!?(怒)」
………………。
頭の中が真っ白だ…
お、落ち着け俺!!
一体何がどうなってこうなった!?
「えっ…とぉ…昨夜は…」
あ~怖くてニノの貌が見られない…
二日酔いの痛む頭を押さえながら衣類を身に着け記憶を遡る
「そうだ…昨日は…
智くんが松潤と一緒にヨーロッパに行くの見送って…
それでその後、ニノと一緒に飲んだ…処までは覚えている…
で…その後の記憶が……ない…」
「ほぉ…(怒)
私にこんな不埒なマネをしておいて
記憶がないとは…幸せな方ですね(怒)」
「に、ニノ!落ち着け、な?
俺が悪かった!謝る!謝るから!!」
あぁ…どうしてこんな事になったんだ…
ニノは同じメンバーで…大切な仲間なのに…
俺は何て事をしてしまったんだ…!(泣)
「………。
まぁ良いです。早く用意しないと仕事に遅れますよ」
「ニノ…?」
「この事については時間のある時に
ゆっくりと話しましょう(怒)」
ゆっくり話す?
ゆっくり話をしたら俺の失態がどうにかなるのか?
ゆっくり話をしたらニノは俺を赦してくれるのか?
………。
ありえない…
「…時間もあまりない事ですし朝食の用意をしてもらえませんか
私、躰が痛くて動きたくないんです(怒)」
「は、はい!ただ今!!」
俺はニノをベッドルームへ残して
一目散にキッチンへ駆け込んだ
あぁ…本当に…
何でこんな事に…(泣)
更新日:2015-06-08 19:15:49