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Ruthless stairs 03
こいつの真意がわからないままそばに置くのは。
危険な気がした。・・・それでも。
自分を、犬だというなら。
どうして傷つけることができるだろう。そばにいてくれるだけで、癒される存在を。
愛しこそすれ、傷つけることは、できない。
・・・ただ。それが本物の犬なら、の話だ。
シャワーを浴びて出てくれば、本当に。
律儀にバスローブを脱いで、下着姿にエプロンつけて。
もうすぐできます! 楽しそうに、笑いながら。
一瞬、本当に。
気が、抜けた。誰かといるといつも、気を張っていて。
心底落ち着くとか、癒されることなんか、家族といるときくらいしかなかったけど。
俺の心の中に、土足で入り込んでくる。
軽やかな、四つ足で。
犬にも、いろんな種類があるが、こいつを。
信じて、いいのか。
・・・わからない。うまそうなメシのにおいに。
はい、できました! 得意げなその、顔に。
誰かを信じることなんて、久しく忘れていたと。
漠然と、思い出す。
危険な気がした。・・・それでも。
自分を、犬だというなら。
どうして傷つけることができるだろう。そばにいてくれるだけで、癒される存在を。
愛しこそすれ、傷つけることは、できない。
・・・ただ。それが本物の犬なら、の話だ。
シャワーを浴びて出てくれば、本当に。
律儀にバスローブを脱いで、下着姿にエプロンつけて。
もうすぐできます! 楽しそうに、笑いながら。
一瞬、本当に。
気が、抜けた。誰かといるといつも、気を張っていて。
心底落ち着くとか、癒されることなんか、家族といるときくらいしかなかったけど。
俺の心の中に、土足で入り込んでくる。
軽やかな、四つ足で。
犬にも、いろんな種類があるが、こいつを。
信じて、いいのか。
・・・わからない。うまそうなメシのにおいに。
はい、できました! 得意げなその、顔に。
誰かを信じることなんて、久しく忘れていたと。
漠然と、思い出す。
更新日:2015-06-07 22:20:02