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リーマンなふたり 6
2014年10月08日(水) 10時00分00秒
テーマ:大まお空想小説





「すっげ~♪」、


先輩のバスルームに入るとその綺麗さに

驚いた。



「僕んちと大違いだ・・」、

真っ白な壁に大理石みたいな床。

きちんと並んだ洗面用品。



水滴とか、水垢とかも無くてまるで・・




あ・・・、そうか・・


目の前の可愛いカップの中に歯ブラシが2本。





「そうだよね・・・」、


なんだか、浮かれてた自分がバカみたいだ。



僕は、そっとシャワーを浴びた。






・・・ここで・・・


そんな事考えちゃいけないのに、顔も見た事の

無いその人に、なったみたいに、



どうしよう・・、切ないくせに身体が熱くて

涙が溢れた。



「しっかりしなくちゃ!、せっかく先輩が

誘ってくれたのに!、もう2度とこんなこと

無いんだから・・」、


僕は、切なさを隠すために、さっき買い物先で

流れていた歌を口ずさんだ。







先輩・・・・。

更新日:2015-06-01 11:23:35

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