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南の島で、リアルな時間…
2015年03月21日(土) 15時30分27秒
テーマ:大まお空想小説



南の島に降り立つと、そこは

すでに、夏。



あまりの暑さに着ていた上着を

脱いで、引きづってるキャリー

に投げた。



「大輔君、待ち合わせは?」、

横には二台の小型カメラが既に

回っている。



「迎えに来ているはず…」、


そう言った俺の視線の先には

逆光の中、すらりと伸びた脚が

見えた。


真っ白なシャツに透ける細い

身体は変わらない。



「大ちゃん!」、


懐かしい声が、聞こえると

スタッフは、そっとカメラを

止めた。




ふわりと甘い香りが、俺の首に

巻きついて…


いらっしゃい!


まるで、自分の家に帰ったように

その唇を重ねた。






更新日:2015-05-29 16:02:10

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