【秋】

ジョンが産まれた季節が来た。
晴れている日は暖かいけど、日が暮れると冷たい風が吹き付ける。

ジョンはいつも通り窓辺の棚で、網戸越しに日向ぼっこをしている。窓は開いているので心地良い風が吹いている。毛繕いをしながらくつろぎ、毛繕いを終えるとカリカリと水、トイレも済ませる。そしてソファに移動し、くつろぎ始める。

ダックは窓辺の棚を占領し、ガラス越しに日向ぼっこ。寒がりなので、風に当たる必要はないらしく、ウトウトしている。しばらくすると、網戸の方へ移動。風に当たりながら、外の匂いを嗅いでいる。何かの匂いがして移動したのかもしれないし、暑くなって移動したのかも。少し涼んだ後は、またガラス越しに移動し、日向ぼっこをしながら毛繕い。

ショーンはベランダへと通じる窓のところに居る。窓辺の棚で日向ぼっこをしたら暑くなったようで、ここへ移動して来た。少しだけ日が当たっているが、日向は避けて日影で涼んでいる。クンクンと外の匂いを嗅いだ後はポケ～としている。もう少しポケ～としたら、ブラッシングの時間にしよう。

ジョンは暇になると女の人の顔を見る。すると話し掛けられながら撫でてもらったり、ブラッシングしたりと構ってもらえる。
ダックは暇になるとキョロキョロする。人も含め、遊べるものを探している。好奇心が旺盛でイタズラ好きなので、よく注意されている。怒られた時はダッシュして他の部屋に逃げて行き、割りとすぐ戻って来る。
ショーンは暇になるとウロチョロし始める。カリカリの匂いを嗅ぎ、水を飲み、トイレの匂いを嗅ぎ、家の中を歩き回る。すると男の人や女の人に話し掛けられ、撫でてもらい、ブラッシングが始まる。終わると食事をし、トイレを済ませ、遊んでもらう。

それぞれの生活リズムがあるので、飼い主はそれぞれのペースに合わせて、合間に構ってもらっり、お世話したり、遊んでもらう。王様のジョン、お殿様のダック、王子のショーンはのんびりと秋の夜長を過ごしている。ほんとに伸びてるし…。