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小説

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続・恋の病

翌朝、目が覚めた時には隣には誰もいなくて、灰原のぬくもりも残っていなかった。
がっかりした。

(なんだよ、起こしてくれりゃいいのに……)

そんなわけで俺はキッチンで灰原の姿を見つけると子供みたいに嬉しくて、
後ろから彼女にそっと近づいて腰に腕を回して抱きしめた。

「おはよう、灰原」

チュッと頬におはようのキスをしたら……

「おはよう、江戸川君」

灰原が振り向いて俺の唇の端に軽くチュッと返してくる。
あまりに可愛いことしてくれるので、
彼女を抱きしめなおして朝から濃い目のキスをした。

(あー、やっぱり、昨夜カッコつけなきゃ良かったか……)

それにしてもいつから灰原はこんなに可愛くなったのだろうか?
昔は本気で「可愛くねー女」と思っていたのだが、
今の彼女は俺の方が戸惑うほど可愛い──。

(初めての彼女に舞い上がるのも無理がねーよな)

俺にしても灰原が二十三歳にして初めてできた彼女だった。
結局、幼馴染の毛利蘭とは俺が工藤新一に戻ることができずに、
恋人関係になることなく終わった。
江戸川コナンとして灰原と一緒に生きる道を選んだことには……

(何の後悔もねーけどな)

更新日:2015-05-06 14:15:02

陰陽のハーモニー 【コナンでコナン×哀】 中学生編