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明くる日が晴れだろうが雨だろうが

カタツムリ。子供の頃は近所の生け垣にいるのをとっていた。大人になったが、ナメクジもさわれない。もちろん、他の生き物も。命の重さは子供の頃は分かっていたのだろうか?それが分からない。しかし、おじいちゃんとカタツムリやセミやトンボを採った記憶が蘇ってくるのはたしかだ。そのどれもが輝きに溢れていたこともまたたしかだ。まだ、若い子供の頃、チンコを思いっきりつねって仕返しされた記憶がある。今思えば、あの時から輝きは失われていった。自分とその一途の道との間には漠然とした隔たりが生まれていた。そして、僕は徐々に輝きを失って成長した。命の重み、それを実感する時が訪れた。軽く乗り越えてきた塀がうず高くつまれて壁になってしまう前に決着をつける。僕が僕を取り戻す前に。ありがとう。そして、さようなら。僕は、明日、もう一度生まれる。日々に区切りをつけて命を繋いでいく。そう。晴れの日であろうと晴れの日でなかろうと。例えば、雨の日であろうとも。

更新日:2015-03-07 01:25:53

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