官能小説

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月刊少年マダラ君(第一回)

私、馬場千代。
大学二年生。
今日は勇気を出してあの人に告白しようと思う。
中学の時三年間同じクラスだったのにロクにお話も出来なかった、うちはマダラ君。
剣道部で正義感に溢れてて優しくてカッコよかった!
私は目立たない冴えない女の子だったけど、絵が得意だからよくマダラ君をそっとスケッチしてたりしてたの。
そのマダラ君と同じ大学になるなんて!
これはもう運命だと思うの。
恋の神様が後押ししてくれてるんだって。
中学卒業と共に諦めてた恋だったし、なんかマダラ君大人になったら結構変わっちゃって、いや、カッコイイ所は変わんないんだけれども、なんかちょっといかついって言うか、目つき悪くなっちゃって性格もキツそうって言うかそんな風に見えちゃって、一年間迷ってたのだけれど、思い切って言う事にしたの。
「あなたが好きです!」って。
マダラ君、私の事覚えているかしら。


「あ、あのっ、マダラ君!」

マダラ君は私の方を見ても全く表情が変わらない。
「なんだ?」とも言ってくれない。
無表情のままめっさガン見してるし!
私は焦ってしまって。

「あの・・・ママママダラ君っ。」

どもっちゃったし!
挙動不審人物だよねまずいよね。
ずっと好きでしたって言うつもりだったんだけど。
声が震えちゃってなんかまともに声出なくって。
すんごくテンパった女にどもりながら「すすす好きです」なんて言われたら、うっわ何この女キモッ!って思われちゃうかも。

「ずっ、ずっと、ファンでしたっ。」

これなら若干マシかしらと思ったんだけど。
マダラ君、まだ無言だし思い出そうとしてるのかしら私の事。
付き合って下さいって言わなきゃ、別にいきなり恋人にして欲しいなんて思ってないのよ、まずはお友達から・・・いや、昔は同級生だったんだから、同級生のよしみでお付き合いしてくれないかな、なんて。

「あ!」

マダラ君は何か思いついた様子でいそいそとカバンを取り出すと中身をごそごそ探っている。
そして。

「どうぞ。」

私に差し出したのは一枚の色紙。
何やらサインしてあるんですけどこれって何?
誰のサイン?

「あ、名前聞いてなかったな。」
「な、名前?あ・・・覚えてない?
私、中学の時同じクラスだった馬場千代・・・です。」
「ああ!チヨバァか!」

止めてそのあだ名!
確かに!そんなあだ名だったですけれども。

「あ、あの、今はその名前で呼ばれてな・・・。」

マダラ君はさらさらとペンで何か書いて再び色紙を渡してくれた。
色紙にはチヨバァへと書かれている。
いや・・・覚えててくれて嬉しいけどちっとも嬉しくない。
つか、なんで色紙なんて持ち歩いてんの!

「そ・・・そうじゃなくて、私はマダラ君とずっと一緒にいたい・・・って言うか・・・。」

なんか赤裸々過ぎ?重い?私、重い子って思われちゃうかな。

「じゃあこれからオレのうちに来るか?」

え?軽っ!
すぐ女の人をうちに呼んじゃう系?マダラ君。
昔は硬派な男の子だったのに。

「チヨバァってさ・・・。」
「あの、その名前はちょっと・・・。」
「?」
「もうそのあだ名であんまり呼ばれたくないって言うか・・・確かに昔は私服が地味でおばあちゃんみたいな色着てるからチヨバァって呼ばれてたけど・・・。」
「じゃあ馬場さん。ええと・・・確か美術部だったよな。」

あっ!覚えててくれたんだ!
嬉しい嬉しい!やっぱりマダラ君て素敵。
まぁ三年間も偶然同じクラスだったから当たり前かもしれないけれど。

「今でもポスター塗るの得意?」

えええ!覚えててくれたんだ!文化祭でポスター作った事!
嬉しい嬉しい!やっぱりマダラ君て素敵。


更新日:2015-03-28 09:27:44

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