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☆☆☆☆☆  前 編  『 傭 兵 』 ☆☆☆☆☆

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第2弾《田川昂胤探偵事務所「ウォンジャポクタン」》をご覧いただく前に・・・


第1弾 《田川昂胤探偵事務所「瓶詰レター」》 あらすじをどうぞ。


田川昂胤(コーイン)は、元傭兵。10年の傭兵契約期間を満了し、ほぼ20年ぶりに帰国。

無為に過ごしていたが、ある日ひったくりを目撃。盗まれたバッグを取り返した縁で、世界有数のコンピューターソフト会社を経営する社長の葵と知り合い、社長専属運転手となる。葵社長の好意で、社長の姪、葵翔子の高級マンションを住居とする。

1年後退職し、探偵業を開業。翔子の娘が押しかけ事務員として事務所に居座る。困った昂胤は、あきらめさせるために課題を出した。秘書検定1級ならオッケー。2級なら、考える。3級ならアウト。大学は卒業すること。ところが、1級をクリアしたので認めざるを得なくなった。夕実は、他に英検1級を持っている。

夕実が事務員となって間もなくのこと。中川重次郎という老人からの依頼が風変りだった。

それは、海から流れてきた瓶の持ち主を探せというもの。瓶の中に紙片が入っており「HELP」と書いてあった。とほうもなく茫洋とした内容だったが、重次郎のたくみな挑発にのせられた昂胤は、依頼を受けてしまった。

フィリピン、アメリカ、ドイツと足を延ばしながら、多数の仲間とともに、重次郎の依頼を昂胤は見事に解決することができた。その間、昂胤は、毎日がすごく充実していた。

その後、昂胤はまた退屈な日々を過ごしていた。

そんな昂胤に、アメリカから電話が入った。傭兵学校時代に世話になった鬼教官アンダーソンからだ。教官は、ダニエル・カーンから連絡がなかったかと言った。ダン(ダニエル・カーン)は、昂胤の10年先輩だった。

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以上が、第1弾《田川昂胤探偵事務所「瓶詰レター」》のあらすじで、電話が入ったところから始まるのが第2弾《田川昂胤探偵事務所「ウォンジャポクタン」》でございます。

では、どうぞごゆっくりお楽しみくださいませ。

更新日:2015-10-02 10:06:10

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《田川昂胤(こういん)探偵事務所❷「ウォンジャポクタン」》