そう思いながらウルーザは横に並び飛んでいるグロリアへと目を向ける。
視線に気づいたグロリアはウルーザにヘヘッと裏表の無い笑顔で笑い返す。
(まったく・・・こいつは私の心情も知らないで呑気なものだわ。
でも・・・たまにはこいつの誘いに乗ってやるのもいいか。)
ウルーザはそう心の中で呟き、自嘲気味に笑う。
「いいわ。その誘い、乗ってあげる。外部から来たとか言う奴を見てやろうじゃない。」
その言葉を聞くとグロリアは顔を輝かせる。
やれやれ、何処までも単純だとウルーザは心の中で呟いた。
第1話 完
第2話へ続く。
更新日:2014-11-24 20:05:58