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校舎に近づくに連れ、遠くに見知った人影。

「ニノ!」

相葉さんが俺に気づくと走り寄ってきた。
ぎゅうぎゅうと抱きしめられる。
痛いよ!

「痛い、相葉さん」

「あ、ご、ごめん」

相葉さんは慌てて俺から離れると俺の全身を上から下まで見た。

「大丈夫?何もされてない?」

俺の顔を見て、俺が泣いたことに気づいたんだろう。
怒った顔をして、大野さんに詰め寄った。

「大野さん!俺のニノに何したの!?」

いや、相葉さん、あなたの言い方おかしいよ。

「二宮くんは俺んだよ」

大野さん、あなたの言い方もおかしい。

「ちょうどいいや」

大野さんは俺の左手を握って、上に上げる。

「俺たち、今日から付き合うことになりました!」

「はああ?!」

相葉さんの大声と、ざわめき。
目につくところに、人はいない。
皆、隠れて見てたの?俺たちの事。

更新日:2014-10-28 22:28:13

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