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透明な朝
透明な朝
2014年08月25日(月) 08時00分20秒
テーマ:大まお空想小説
ふと目を開けると、俺の腕の中
いつもならスリスリと寄り添っ
てくるお前は背中を向けていた。
少しだけ開いたカーテンの隙間
から差し込む柔らかな光に向か
って、華奢な指を透かしている。
今まで付けていたファッション
リングとは違うシンプルで細い
プラチナリング。
光に透ければ解らなくなりそう
な物。
でも、何よりも固く強い絆。
今、どんな顔をしているのか、
抱きしめて確かめたいけれど
俺はゆっくり瞼を閉じる。
早く俺の胸に戻ってこい…
抱きしめる準備はいつでも出来
ているから。
2014年08月25日(月) 08時00分20秒
テーマ:大まお空想小説
ふと目を開けると、俺の腕の中
いつもならスリスリと寄り添っ
てくるお前は背中を向けていた。
少しだけ開いたカーテンの隙間
から差し込む柔らかな光に向か
って、華奢な指を透かしている。
今まで付けていたファッション
リングとは違うシンプルで細い
プラチナリング。
光に透ければ解らなくなりそう
な物。
でも、何よりも固く強い絆。
今、どんな顔をしているのか、
抱きしめて確かめたいけれど
俺はゆっくり瞼を閉じる。
早く俺の胸に戻ってこい…
抱きしめる準備はいつでも出来
ているから。
更新日:2014-09-01 23:17:57