• 9 / 12 ページ

透明な朝

透明な朝
2014年08月25日(月) 08時00分20秒
テーマ:大まお空想小説




ふと目を開けると、俺の腕の中

いつもならスリスリと寄り添っ

てくるお前は背中を向けていた。


少しだけ開いたカーテンの隙間

から差し込む柔らかな光に向か

って、華奢な指を透かしている。


今まで付けていたファッション

リングとは違うシンプルで細い

プラチナリング。

光に透ければ解らなくなりそう

な物。

でも、何よりも固く強い絆。


今、どんな顔をしているのか、

抱きしめて確かめたいけれど

俺はゆっくり瞼を閉じる。




早く俺の胸に戻ってこい…

抱きしめる準備はいつでも出来

ているから。


更新日:2014-09-01 23:17:57

  • Twitter
  • LINE
  • Facebook