- 6 / 12 ページ
6
ふたつの時間。6
2014年08月14日(木) 07時00分37秒
テーマ:大まお空想小説
「眠れた…?」、
布団の中で、小さな声で聞くと
「いや…」、
寂しそうな返事が返ってきた。
「飲んだの?…」、
まるでとなりにいるみたいに、
枕に甘えて抱きついて
「ちょっとだけな…」、
今にも泣きそうな声を聞く。
「早いんでしょ?支度しなくちゃ」
明るく話す僕。
「ああ…、判ってる…」、
頷いている横顔を想像して、僕は
また、枕を抱きしめた。
「いってらっしゃい…」、
小さなキスと一緒に送り出す
言葉。
プツンと切れた回線を見つめなが
ら、僕はまた夢に落ちていく。
まだ、外は夜明け前。
2014年08月14日(木) 07時00分37秒
テーマ:大まお空想小説
「眠れた…?」、
布団の中で、小さな声で聞くと
「いや…」、
寂しそうな返事が返ってきた。
「飲んだの?…」、
まるでとなりにいるみたいに、
枕に甘えて抱きついて
「ちょっとだけな…」、
今にも泣きそうな声を聞く。
「早いんでしょ?支度しなくちゃ」
明るく話す僕。
「ああ…、判ってる…」、
頷いている横顔を想像して、僕は
また、枕を抱きしめた。
「いってらっしゃい…」、
小さなキスと一緒に送り出す
言葉。
プツンと切れた回線を見つめなが
ら、僕はまた夢に落ちていく。
まだ、外は夜明け前。
更新日:2014-08-16 21:52:51