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メ2号作戦

ヤマトは冥王星にあるガミラス基地を叩く「メ2号作戦」実行することになった。
冥王星は地球に向かって遊星爆弾が放たれる基地。
ヤマトはこれを叩くことになった。
航空隊の指揮は戦術長の古代がとる。
ブリーフィングルームへ集まる航空隊のメンバー達。
古代戦術長と加藤隊長が前に立った。
「本航空作戦は自分が指揮をする。アルファが北半球、ブラボーが南半球だ。冥王星降下後は2機編隊で索敵行動にうつる。」
古代は話を続けた。
「ここには家族や友人をヤツらの攻撃で失った者もいるだろう。だが刺し違えようなんて思うなよ。必ず生きて戻れ。以上!」
全員が立ち上がり敬礼をした。
「山本。」
古代が山本に声をかけてきた。
「君に頼みたいことがある。」
「?」
「メ2号作戦では君に僕の僚機(ウィングマン)を務めてもらいたい。あのコスモゼロ2号機で。」
「は…い…。」
「山本は僕と一緒のアルファだ、いいな?」
「はい。」
「加藤隊長、構わないね?」
「戦術長が仰るなら異論はありません。」

第二艦橋。
「間もなく作戦宙域に入る。」
「波動防壁展開。」
「波動防壁展開。出力80%。」
「航空隊、発艦準備完了。」
沖田が言う。
「メ二号作戦を発動する!隼をおろせ!」
第2格納庫から隼が発艦していく。

第1格納庫。
「古代一尉。」
明が通信してきた。
「ん?」
「なぜ自分を?」
「エンケラドゥスで見せた、その腕を買ったんだ。死ぬんじゃないぞ、山本。」
「はい。」
掌帆科の隊員から指令が出た。
「アルファ1、アルファ2、発艦せよ。」
「アルファ1、ラジャー。クリアフォーテイクオフ。」
古代が返信する。
「アルファ2、ラジャー。クリアフォーテイクオフ。」
続いて山本も返信した。

「アルファ1より各機。目標発見まで通信管制を実施。ECM起動。成功を祈る。」

「なぁ、根本。」
篠原が通信をしようとした。
『電波管制中。通信ハ、デキマセン。』
「わかってますよ、ナビコちゃん。」
『ソノ コマンド ハ 入力サレテイマセン。』

加藤機。
『オブジェクト到達マデ後3000。』
「電波管制解除!杉山!俺に続け!」
加藤が攻撃態勢に入った。
『ブラボー3 ロスト』
「くそっ!」
杉山がやられた。
「こちらブラボー1。通信管制解除。ガミラス基地を発見。」
「行くぞ、山本。」
古代が明に通信してきた。
「古代一尉、待って下さい。2時の方向。」
「!」

更新日:2014-06-29 13:18:36

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ヤマト2199の山本玲が明だったら〜イスカンダル編〜