• 作品を探す:

小説

携帯でもPCでも書ける!

  • 1 / 2 ページ

【店長の教えNo.1】 4つの人材とは?

会社には、様々な人が集まり働いています。
同じ仕事でも、人によって、その効率も違い、成果も変わってきます。私たちは、どのような人材を目指すべきなのでしょう。それを示してくれた私の上司である内土井店長のエピソードをお話します。

※内土井店長のエピソードについて詳しくは『ありがとうがあふれるお店の新米店長のノート』(ディスカヴァー・トゥエンティー出版)をお読み下さい。

私がまだ新入社員だったころの話です。
私に仕事の基礎を叩き込んでくれた上司が内土井店長(女性)です。

ある日の終礼で、全スタッフが集められました。
ホワイトボードが用意されて、「これはいつもより長い話になるぞ。」
残業になるのか・・と思いつつも、話しに集中しようと覚悟を決めました。
「あんた達に、今日は、どんな社員を目指して欲しいかを話すわ。」
みんな、それぞれに派遣社員だったり、契約社員だったり、正社員だったり、いろんな雇用形態で、働いていると思うけど。働く仕事の内容は同じよね。」
「じゃあ。違うのは、なに?」
「はい。福島!」突然、当てられて戸惑う私でした・・。
「きゅ・・給料ですか。」とても言い難かったが、恐る恐る答えてみました。
「そうね。確かに給料が違う。じゃあ、それは何で?」
「正社員だから・・」当時、何も考えず、働いていた私の脳みそでは、これが限界の答えでした。
「正社員だから給料が良い。派遣社員だから悪い。仕事=給料と考えて、給料に見合った仕事をすれば良い。その考え方ではダメだよね!」
「確かに給料は、働いた成果だからね。会社として必要とされている人の給料は、それ相応でないとおかしいよね。でも、その給料を決めるのは常に、周りからの評価なのよ。」
「給料を貰う度、いまの自分が会社の中で、どんな人材なのかを考えてみて。」
「ジンザイと言っても、いろいろあるのよ。」
そう言って、ホワイトボードへ書き出したのが次の言葉です。

「人災」
「人罪」
「人材」
「人財」

会社で働くジンザイは、この4つに分けられます。
「人災」は、その人がいると、周りに迷惑をかける災難な人ね。
「人罪」は、言い方は悪いけど、ただの給料ドロボウ。いること自体が罪ね。
「人材」は、会社に使われている人、自ら何もできない人ね。
「人財」は、会社の財産であり、価値のある人よね。

「さあ、自分はどの「ジンザイ」になるのかを考えてみて?」内土井店長は、ホワイトボードのマーカーを置きながら、全員の顔を見わたしました。
同時に、私の頭の中に浮かんだのは、「人罪」となる人の顔でした・・。
その矢先、内土井店長と目が合ってしまいました・・
「福島!いま何を考えている?」
突然、名前を呼ばれ、私は「ドキッ」としました。
「いえ・・『人財』になりたいな・・と。」冷や汗がびっしょりです。
「そうよね!一般的に使われている『人材』ではないのよ。」
「仕事をする上で、目指すのは、ただ一つ、『人財』なのよ。」
と最後に締めくくり、終礼を終えました。

この話を聞いてからは、自分は上司から、どう評価されているのかを深く考えながら仕事をするようになりました。上司だけではありません。私が頭の中に「人罪」となる人が浮かんだように、同僚・後輩もまた、同じ基準で自分のことを見ているのです。
いつも指示待ちで、自ら考え行動できない人は、ただの人材です。
人材は募集をすれば、集まります。
今回のように4つの「ジンザイ」として明確にされると自分の存在価値というものを考えるきっかけになると思います。

あなたは、いま良い「人財」ですか?

更新日:2014-03-30 19:16:01

新入社員に教えたい仕事で大切なこと