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実家に帰らせていただきます。 7 (2013,12,2)

 「とにかく、お互いに少しの緊張感は大事だって事だな。」、大ちゃんは




そう言いながら僕のコートのボタンを外し始めた。










 「で、?、何してる訳?」、







 「え?、一緒にお風呂に行こうかと思って、脱がしてます。」







 「緊張感は、どこにいったんでしょうか?」







 「はい、怒られるの覚悟で行動してますので、緊張してます。」、







 「意味、違うし・・・・」、そう言いながらも僕は抵抗なしに身体を預ける。

























 「溜めこまないでさ、言いたい事は言えよな・・、」、僕を揺らしながら




大ちゃんは僕の耳元でささやく。







 「うん・・・・、だいちゃん・・」、僕がとぎれとぎれに声を出すと







 「なに?、まお?」、嬉しそうに僕を揺らす。







 「だいちゃ・・ん・・・、しつこい!・・」、ギュッと力を入れると







 「え?、」、きょとんと、動きを止めた。







 「言いたい事、言えっていったでしょ?」、僕が笑うと







 「あ~、それについては聞こえない振り~」、そう言って一気に僕を




揺らした。










  結局、しつこい大ちゃんは、改善されずにいる。




 ホントは、改善して欲しくないんだけどね。      ふふ。
















(///∇//)



とりあえず、実家に帰らなかったのだ。 おしまい。


更新日:2014-01-22 13:46:36

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