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黄色い放課後
「ふぅ...」
額ににじんだ汗を拭う。
踊り場を照らす午後の太陽。
私はまるで時間が止まっているような
ここが好きだ。
一息つくと
「よいしょっ」
片手に抱えたキャンパスを
もう一度抱えなおして階段を登る。
あと少し。
あと少し登れば待っている。
自分を励まして
最後の一段を登った。
ここまでくれば、もうあとは簡単だ。
もう一度汗を拭うと、
古いドアをそっと開けた。
その先には
いつもと同じ
黄色い放課後が待っていた。
更新日:2014-10-26 19:53:05
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黄色い放課後【完】
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夏瀬 咲
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