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「じゃ、俺の出番は無しか」

「ごめん、智くん」

智くんは笑って、いいよ、と言った。

俺には、今つきあってる彼女がいるから。
将来の嫁さんには、俺のことを諦めてもらおうと作戦を練った。
今はフリーの智くんとつきあわせる、っていう、作戦とも呼べない作戦だけど。
智くんも、のってくれた。

ただし。

会ってお互いに好きになるかどうかはわからない。
それでもよければ。

って条件付きではあったけれど。

智くん、雅紀、ニノ、俺、は会社近くの居酒屋に来ていた。
智くんたちに、潤がオトコだって話して。
智くんには、作戦の失敗を伝えたところだ。

「でも、その潤くん、っていい男なのか?」

「まあ、俺から見ても、いい線いってる」

「そうか。作戦決行するなら、言ってくれよ」

「え?」

「え?おーちゃんって、そういう人?」

と雅紀が言えば。

「まあくん、そういう人です、この人は」

と、ニノが返す。

更新日:2014-01-09 22:04:40

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