- 2 / 46 ページ
2
「はじめまして。松本潤です」
玄関で俺は固まった。
「え?あの・・・」
「今日からお世話になることに、なってるんですけど」
確かに松本潤、て子が、俺と同居することになってた。
でも、それは・・・。
「あの・・・櫻井、翔くん、ですよね?」
「あ、ああ、そうですけど」
そこで松本は、ああ、と納得がいったらしく。
「もしかして、俺のこと、女だと思ってました?」
「・・・はい」
両親からは、お前の将来の嫁になるんだから、くれぐれも失礼のないように、って言われた。
松本は申し訳なさそうな顔をした。
「俺の名前、どっちでも付けられる名前で。あの、ご両親から、聞いてます?結婚云々」
「ああ、でも君は男な訳だから、結婚って言っても」
「俺は結婚という形式にはこだわりません」
「えっ」
「翔くんのご両親は、俺が男だって知ってますし、翔くんの写真は貰ってまし
たから。実物もかっこいい人で良かった」
松本は頬を赤らめて。
「俺のダンナがかっこよくて良かった」
小さな声で言ったけど、俺には聞こえて。
「ダンナ・・・」
いやいや、ちょっと待て。
玄関で俺は固まった。
「え?あの・・・」
「今日からお世話になることに、なってるんですけど」
確かに松本潤、て子が、俺と同居することになってた。
でも、それは・・・。
「あの・・・櫻井、翔くん、ですよね?」
「あ、ああ、そうですけど」
そこで松本は、ああ、と納得がいったらしく。
「もしかして、俺のこと、女だと思ってました?」
「・・・はい」
両親からは、お前の将来の嫁になるんだから、くれぐれも失礼のないように、って言われた。
松本は申し訳なさそうな顔をした。
「俺の名前、どっちでも付けられる名前で。あの、ご両親から、聞いてます?結婚云々」
「ああ、でも君は男な訳だから、結婚って言っても」
「俺は結婚という形式にはこだわりません」
「えっ」
「翔くんのご両親は、俺が男だって知ってますし、翔くんの写真は貰ってまし
たから。実物もかっこいい人で良かった」
松本は頬を赤らめて。
「俺のダンナがかっこよくて良かった」
小さな声で言ったけど、俺には聞こえて。
「ダンナ・・・」
いやいや、ちょっと待て。
更新日:2014-01-09 21:26:56