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デュランが呪文を詠唱し終わり右手の拳を天へと突き上げ手を開くと、ほんの一瞬強く光る。
するとすぐに今度はそこから青い光の矢が四方に放たれる。
そして魔力を感知するために、しばらく目を瞑る。
不安な表情でデュランを見つめるユラト。
辺りは夜の草原が広がっていた。
そして風は少し強めだった。
しばらくして魔法の結果が分かると、デュランは直ぐに反応し今の状況を叫ぶ。
「……!?…クソッ!!最悪だ、囲まれてる!」
「え!? どういうこと?」
「南西1 南東1 西1 東1 北西1 北東1 計6匹 距離は後方の2匹が一番こちら側に近い!」
「なんてことだっ!後方の声のした奴等だけじゃなかったのか……全部一気に近づかれたら、ひとたまりも無い…」
「北西と北東の奴等は動きが鈍い、わかりかねているようだ…」
ここで魔法の効果が切れる。
「とりあえず、遠回りになってしまうが北へ行くか?」
「…そうだね、北へ行って敵の囲みを突破したほうがいいか…」
その時、後方から再び敵の雄たけびが聞こえる。
ウォォォーン!
2人はすぐに声のした後方を振り返る。
「さっきより声が近い…。迷っている暇はなさそうだ、行こう!」
「よし!なら一気に進路を北にとって突っ切るぞっ!」
「わかった!」
するとすぐに今度はそこから青い光の矢が四方に放たれる。
そして魔力を感知するために、しばらく目を瞑る。
不安な表情でデュランを見つめるユラト。
辺りは夜の草原が広がっていた。
そして風は少し強めだった。
しばらくして魔法の結果が分かると、デュランは直ぐに反応し今の状況を叫ぶ。
「……!?…クソッ!!最悪だ、囲まれてる!」
「え!? どういうこと?」
「南西1 南東1 西1 東1 北西1 北東1 計6匹 距離は後方の2匹が一番こちら側に近い!」
「なんてことだっ!後方の声のした奴等だけじゃなかったのか……全部一気に近づかれたら、ひとたまりも無い…」
「北西と北東の奴等は動きが鈍い、わかりかねているようだ…」
ここで魔法の効果が切れる。
「とりあえず、遠回りになってしまうが北へ行くか?」
「…そうだね、北へ行って敵の囲みを突破したほうがいいか…」
その時、後方から再び敵の雄たけびが聞こえる。
ウォォォーン!
2人はすぐに声のした後方を振り返る。
「さっきより声が近い…。迷っている暇はなさそうだ、行こう!」
「よし!なら一気に進路を北にとって突っ切るぞっ!」
「わかった!」
更新日:2014-01-14 17:15:26