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競馬予想とは

(2013年12月27日・1)

有馬記念終了後、しばらく”筆”を置いていたけれど、ここからテーマを変えていく。題して、「競馬予想とは」―



―昨日、今日とブログにて本命馬とキルトクールの話を出したのだけど、今年はリアルな収支という意味でも完全にマイナスになってしまっていた。その理由を考えてみた時に、自分の中でその方法論みたいなものが曖昧になっており、来年に向けて今一度整理してみようかと思う次第―



―まず、一番はっきりさせておきたいのは、「競馬予想とは、勝ち馬を当てるゲームである」ということである。これは本命選びだろうが、キルトクール選びだろうが、本来は基本中の基本のことなのだけれども、この基本が大きく崩れていたのが自分の予想ではないかと思っている―



最近、その基本がはっきり崩れていたのは、阪神ジュベナイルフィリーズにおける「本命・マーブルカテドラル」である。あの時、「力を出せれば、ハープスター・レッドリヴェールの二強は頭一つ抜けてる」と考えていたものの、どちらもローテーションに不安を覚え、「それなら2着、あるいは3着ならほぼ確実にいるかな」という判断でマーブルカテドラルを本命にしたのだった。

けれど、いざ蓋を開けてみたら、4頭いた無敗馬のうちの3頭が上位独占という、ある意味では最もシンプルな結果が出て、自分の本命馬が当たり券になることはなかった。誰かが「複勝買いで予想は上手くならない」なんて言っていた気がするけど、阪神ジュベナイルフィリーズにおける「本命・マーブルカテドラル」なんていうのは、その最たるものだと思っている。

あと、今年の有馬記念の予想もはっきりとダメ予想だと感じている。あの時も「複勝圏内であればチャンス十分」と見てアドマイヤラクティとダノンバラードを高評価にしたのだけど、宝塚記念2着の実績があったダノンバラードはともかく、G2勝ちの実績すらなかったアドマイヤラクティを対オルフェーヴルの筆頭候補に据えたのは、下策も下策だった。過去3年、トゥザグローリーの2年連続3着と昨年2着のオーシャンブルーの読みはしっかりとできていたつもりだったけれど、トゥザグローリーの1年目の3着は3歳馬という若さを活かしてのもので、2年目の3着の時にはきっちりG2を2勝していたことから、アドマイヤラクティとはまるで格が違った。オーシャンブルーに関しても、金鯱賞でG1馬相手に勝利した実績を買ってのものであり、そういった堂々と勝利も狙えるような馬を上位評価に据えなければ、勝ち馬を見極める目というものは養われていかないのだと感じたのが、今年一年の競馬予想を振り返っての感想の一つである。

更新日:2013-12-27 22:10:39

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