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「おはよう」
「……おはよう」
まさかと思っていたので、なんだか返事が遅れてしまった。
「早いのね、大倉君」
「あぁ、今日から1年だけで朝練なんだ、テスト前まで」
「そうなんだ」
驚いた。大倉君が急に来るなんて思いもしなかった。
私、変な顔をして、歩いていなかったかな。
「普段の練習は、先輩がボールもゴールも使うだろ。
俺たち1年は人数も結構いるし、それじゃ練習にならないからさ」
「1年生、そんなに多いの?」
「うん……まぁ、20人くらいかな」
「それだけ人数がいるんじゃ、大変ね」
「まぁな。でも、少なくても燃えないし」
「そっか……そういうものなんだ」
心臓のドキドキが止まらないまま、私は大倉君と並んで歩く。
大倉君、早く行かなくていいのかな。
行かなくていいのなら、私はとっても嬉しいけれど。
「……おはよう」
まさかと思っていたので、なんだか返事が遅れてしまった。
「早いのね、大倉君」
「あぁ、今日から1年だけで朝練なんだ、テスト前まで」
「そうなんだ」
驚いた。大倉君が急に来るなんて思いもしなかった。
私、変な顔をして、歩いていなかったかな。
「普段の練習は、先輩がボールもゴールも使うだろ。
俺たち1年は人数も結構いるし、それじゃ練習にならないからさ」
「1年生、そんなに多いの?」
「うん……まぁ、20人くらいかな」
「それだけ人数がいるんじゃ、大変ね」
「まぁな。でも、少なくても燃えないし」
「そっか……そういうものなんだ」
心臓のドキドキが止まらないまま、私は大倉君と並んで歩く。
大倉君、早く行かなくていいのかな。
行かなくていいのなら、私はとっても嬉しいけれど。
更新日:2013-11-12 20:31:44