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第43話

「サトシ達、遅くない?」
「ああ・・・」
チラッと時計を見ると、もう、ジム戦は終わっていても、おかしくない時刻だ

「おかしいね・・・」


と・・・?


ブオン

「「!?」」

「え!? おわああああ!?」

「うわ!?」
「ピカ!?
「きゃあ!?」
「キバ!?」
「おわ!?」
「!?」


シーン・・・


「いてて? あれ? シゲル、なんでそこに居るんだ?」
「ピカ?」
「それ僕の台詞、っていうか、僕の上から退いてくれないか? サトシ・・・」
「え?」
「?」

ぐるっとサトシは、辺りを見渡す

「お、おかえり、サトシ・・・」
「随分と遅かった上に、何処から帰って来るんだ? お前は・・・」

ケンジは呆然としたのち、引き攣りながら笑みを乗せ、サトシへ帰って来た時の挨拶を一様言う
シンジと言えば、呆然としたのち、引き攣りつつ、呆れた言葉で何時もの無愛想な事を言う

「・・・おわ! シゲル悪い、ごめん、大丈夫か?」
「いや・・・全く君は、予想できないね・・・」
ふぅ~っとシゲルは、溜息を吐きつつサトシが差し出す手をとり、起き上がる

アイリスとデント、フーディンと言えば、ベッドの上に落ちたらしく
こちらも、少し呆然ぎみだったが・・・

「ここって、ポケモンセンター?」
「キバキバ?」
「の、宿泊部屋だよ」
「ケンジ、シンジも・・・凄いね~サトシのフーディンって・・・あの場からここへ一気にテレポートで着るんだね~ミラクルテイスト」
アイリスとデントが、サトシのフーディンの強さを実感した瞬間だった

「んで? どうしたの? そんなに、慌ててテレポートで帰ってくるってよっぽどの事じゃないとしないのに」
「ああ・・・ジム戦は勝ったぜ? ほら、ジムバッチ」
「ほう? おめでとう」
「後、アーティさんとヒウンシティと提供結んだ」
「へ~、また、心強い人が提供結んでくれたもんだね? よかったけど・・・で?」
「ああ・・・その後にな?」

更新日:2013-10-23 18:35:39

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