官能小説

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SとM




SとM



自分の中にいつサドとマゾ・・・
それが、自分自身でも制御出来ない。
それは、本当は、とっくに解っていた。
ただ、解らないふりをしていたんだ。

女装自縛が好きな事なんて、典型的な事だ!?
 
結果、 姉貴に、いいようにされてる。
全ての元凶は、僕の中にある。

そして、僕に好意を寄せる後輩の女の子の心に付け入り、
自分の欲望のままに、
彼女を傷つけてしまった・・・・・


気がつけば、
自宅の近くの、交差点まで、来ていた。
「ンッ?」
ふと、見ると、
レイラが立っていた。
「今、帰り?
私より、先に帰ったのに・・・・
何処に、行ってたの?」
なんだか、ドキリとしてしまった僕は、
「な、なんで?
レイラには、関係無いだろ?」
と、答えてしまった。

「そう!?・・・そうよね?
ゴメン!? 待ってたりして・・・・・・」
そう言って、レイラは、反対方向に歩き出した。

まただ!?
また僕は、同じ様な過ちを??
レイラは、何にも・・・悪くないのに・・・・・・

「ま、待ってくれ!!」
背を向けたレイラの手を取った!
「ご、ごめん!
そんなつもりで言ったんじゃ無いんだ!」
立ち止まったレイラは、振り向かずに、
「・・・・・そう?・・・・・」と、言い、
パッと、振り返り、
「じゃ、ご飯奢ってくれたら、許してあげちゃう!!」
と、飛び切り明るく言った!!

僕は、レイラの優しい心に、また、甘えようとしていた。

レイラと夕食を食べに、ファミレスに行った。
ライらは、僕を追及したりなどせず、
いつもと、変わらない彼女だった。


レイラと、別れて、自宅に帰ると、
母さんの夕飯が、待っていた。
正直、満腹だったけれど、
腹ペコのふりをして、また、夕飯を食べた。

姉は、残業で遅くなると、
連絡が有ったそうだ!
 少しだけ、ホッっとしながら、
僕は、部屋に戻った・・・・・・・・

更新日:2013-11-06 19:46:47

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