官能小説

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男の子モード




男の子モード




土曜日、疲れ果てていた僕は、何もしないで、
一日中、ネットサーフィンばかりしていた・・・・・
そのとき、とある掲示板で、それらしき書き込みを見つけた。

縛られた女装子、自由にしてみませんか?
お小遣いをくれる、パパ募集中!


!?!?!?!?!!??!?!
書き込みには、ほかの人の書き込みも溢れ、
盛り上がっていた。
まあ、これがソレとは、限らないのですが、
一応、ブックマークしておいた・・・・



あけて、日曜日、
前の晩、レイラから連絡をもらって、
約束した通り、駅前のハンバーガーショップに居た。

まだ、午前中のせいか?
人もまばらで、さわやかな朝だ、
一人、コーヒーを飲みながら、レイラを待っていた。
昨日は、一歩も外に出なかったので、新鮮な気さえした。
約束の時間通りに、レイラは、来た。
なんだか可愛い系のブラウスにチェックのミニスカート!
足元は、パンプスだ!

「おはよー!!早いねー? 待ったかな??」
「いいえ、それほどでも・・・・」
そう言って、空になったカップを見せる。
「おまたせ!! それじゃ、行く??」
「レイらは?朝ご飯は?食べたのか?」
「私は、大丈夫! 朝は、いつも食べないから!!」
「なるほど・・・あまり、感心しないけど・・・・」
「いいから!!行こっ!!」

前もって、連絡していた通りに、僕らは、町の真ん中に建つショッピングビルの四階にある、映画館に向かった。
レイラの希望で、封切られたばかりの、3D映画を観に来たのだ。

「ごめんね? ほんとに、これで良かった?」
「ああっ! 大丈夫! 僕も、丁度、見たいと思ってたんだ!!」
「そう?? じゃ、行こっ!」

なんだか恋人同士みたいだけれど、僕らは、そんな訳ではない・・
それでも、なんだか幸せな気分になった。

映画は、とても良かった!!
少しコミカルな展開ながらも、3Dの良さを十分に発揮して、
最後は、少しホロリと来る・・・・
定番と言ってしまえばそうかもしれないけれど、
僕らは、大満足だった。

映画館を出ても、レイらは、早口で喋り続けた。
「良かったねー!! 最後、私、泣いちゃった!!」
レイらは、本当に、素直で、明るい・・・
いい子だ!!
 中肉中背、髪はショートだ!
僕の好みにも合ってる!!
改めてみると、なかなか美人だ!!

「お腹空いた!! ヒサ!ご飯、おごって!!」
「なんだってぇー!?」
「お願ーーい!!」
両手を、顔の前で合わせる仕草がカワイイ!!
「しょうがねーなー!? 」

ショッピングビルの一階にある、レストラン街。
その中の、おひつ料理の店に入った。
「でもさ! ヒサとは、子供の頃から、一緒にいるけど、
こんなデートみたいなの、初めてだね??」
「そうだったかな??」
「そうだよ! ヒサは、モテモテだからデート沢山してるから、
解らないだろうけど・・・」
「そんな風に、言われるほどは、してないよ!」
「そう? 私の知っているだけでも・・・・」
レイラが指を折りながら・・・
「そりゃ、少しは、しました!!」
「素直でよろしい!!」
レイらは、なんだか機嫌がいいみたいだ。
「たまには、レイラにも優しくしてくれないと、
寂しくて、死んじゃうかもよ!?」
「お前は、ウサギか??」
「アハハっ!!」

最近、私生活で、いろいろ有り過ぎるせいか・?
こんな日曜日が、幸せに感じる!?

夕方、町外れの河原の土手の上に二人でいた。
実は、ここは、一昨日、縛り付けられた木がある、河川敷だ!
見下ろす下のグランドの脇に、その木が見える!!
上からだと、丸見えなのが解った・・・・
 あそこで、ライトアップされたら、全て見える・・・・・
少し、不安な嫌な気持ちになった・・・

「ヒサ!!あそこの川の側まで行こうよ!」
レイらが言うので、自転車を止めて、歩いて土手を降りていった。
野球場の横を歩き、川のすぐ横まで来た。
水の音が、心を落ち着かせてくれる。
レイラも、なんだか言葉が少ない・・・
二人並んで立ち、夕焼けの川を見ていた。
とても綺麗だった!!

横に立っている、レイラを見ると、夕日に照らされ赤くなった横顔が、凄く綺麗だった。
僕は、急に、頬っぺたにキスをした!
「あっ!・・・キスした・・・・」
レイラが、静かに言いながら、こちらを見た。
改めて、唇にキスをした!!
レイラは、「ンッ!」と、言った。
「もう!ヒサったら・・・」
そう言って、レイラは笑った。
「どうするつもり(笑)! もう幼馴染じゃ、なくなっちゃう?!」
「それも良いかも!?」
「でも、他の娘ともデートは、するんだ?」
「しない・・・」
「嘘つきぃ!!」

更新日:2013-11-02 10:18:20

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