官能小説

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次章

それから、しばらくは、女装も、
自縛行為も、しないでいました。

別に、自然にそうしただけで、特別な理由なんてなかったのですが・・・・・・・

普段の、ごく ありきたりの生活・・
を、自然に過ごしていました。

そうしている間に、この前の撮影の写真が広告グラビアとして載る、
専門誌が発売になりました。
学校帰りに書店に寄り、
中身も見ないで購入しました。

自分の部屋に戻って、早速、雑誌を見てみると、
僕の載ったグラビアは、三ページ足らずのものでした。
でも、女装した自分が出ているのだから、自然と何度も見てしまいました。
(自分じゃ無いみたい)
最初の感想が、それでした・・・
プロのメイクさんによって、施されたお化粧は、中身が自分とは、思えないほど、綺麗なものでした。

自宅の冷蔵庫から、持つてきた缶チューハイを開け、
飲みながら、見ていましたが、
(いつも親父の酒を拝借しちゃってます。高校生ですけどーー)
あれ程、辛い思いをした、二回目の撮影の写真は、
ほんの二三枚しか、使われていませんでした。
まあ、何が使われようと、僕が何かを言う・・・と、いう物ではないのですが、
あれ程、苦しかったのですから、使って欲しかった・・・と、言うのが、本音でした。

また、その顔・・・は??
多分、友達でも、そう、
タクや、レイラが見ても、多分、分からないであろうものでした。
僕は、ホッとしました。

どっちにしろ、友達が見るような雑誌では無いので、心配は無いのですけれど・・・・・

その本は、机の一番奥にしまいました。



「ウワァー!1これ、全部いいのぉー???」
レイラが、歓喜の声を上げてくれる。
約束の、ゴチ・・・・
「何でも、頼んで良いよ!!」
そう言うと、レイラは、
ドンドン、注文しました。
そして、僕はそれが、嬉しかった・・・・・・・・
「でも、ゴメンねー!?
本当は、もう少し、控えめにしようと、思ったんだけど、
気が付いたら、こんなに・・・・・」
珍しくレイラが、恐縮していた・・・・・・・・・・

「いいさ! 自分が好きな人間には、
出来る限りの、事をするのさ!!」
そう言うと、
「フーン!? ・・・・・・・
ヒサ!? ありがとう!!」
と、レイラが、礼を言ってくれた。
幸せのプレリュードだな・・・・・



好きな、女装をして、
好きな緊縛をされて?!
苦しかったし、辛い事も、あったけど、
僕は、幸せだと思った・・・・




そんな日々から、一ヶ月も、しないうちに、
雑誌社と、ママさんの両方から、電話が、有りました。
なんでも、この前のグラビア広告が、評判が良いらしく、
今度は、雑誌のグラビアをやってくれないか?・・・・
っと、言うものでした。
お店の、広告グラビアから、雑誌の公式グラビアに・・・・・
とても、嬉しい、お誘いでした。

更新日:2013-10-04 12:51:31

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