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『…って訳で今俺達は白神を助ける為に夢の世界にいるんだよかごめ』
『どうして白神が目覚められないのかなッ…』

ー犬夜叉:【想いのテーマ】短編小説編《りん》ー
題名:真実の断片

『さぁなッ‼︎それが解りゃ苦労しねぇッともかく今は殺生丸の後を追って白神見付けて…』『それからどうやってあんた白神助けるのよッ⁉︎』
『だからそれが解りゃ苦労してねぇって言ってるだろかごめッ‼︎』
『それはそう何だけどあんたねぇッ…』行き当たりばったりな…(笑)
『それよかお前の話もどういう事だよッ⁉︎桔梗の式神に助けられたら其奴から四魂の玉が原因だったとか…四魂の玉はもう無くなった筈だッ‼︎』
『それは間違いないんだけどッ桔梗の式神は50年前桔梗が生きてた頃信仰者達のあの集落で神事の異変の時に起きた原因の要素に四魂の玉が関係してるって…』『そりゃ四魂の玉の意志が50年前の暴動引き起こしたって事か?』
『だからそれはまだ解らないわよッ‼︎詳しく私だって聞きたかったけど地震起きて真面に会話が聞こえなくなっちゃって桔梗の式神消えちゃって…』
『んだよ、結局肝心の中身はお預けかよッ…‼︎』ビュンビュン…‼︎‼︎
『何よッ、私だってスッゴイ気にしてるんだからねッ‼︎大体桔梗の式神は50年前の肝心の部分は聞いてないのかって言ったわッ』『肝心の部分だぁ⁈』
『それはまさかッ楓から聞いて無かったと言う意味かッ⁉︎』『多分ねッ…』
『んだよッ楓婆だって肝心な部分があんなら言ってただろッ⁉︎』
『もしくは肝心のその部分はお前達も知れると考えたか或いは禍野の脅威の認知度で判断したか…両方かも知れんがともかく楓から聞きそびれた内容を聞いて無かったのは痛手だったと言う事になるな犬夜叉ッ』ヴッ…(笑)
『今更責めても無意味だから追い打ちする気は無いがッ全く今回の騒動がよもや四魂の玉絡みも含まれているとはなッ貴様等といると…』邪気ッ⁉︎
『全く飽きる暇も無いわッッッ‼︎‼︎』ドガァアァァアンッッッ‼︎‼︎‼︎‼︎
『大型の妖怪ッ⁉︎いつの間に俺達の近くにッ…』
『流石夢の世界と言う事か臭いが無い分お前の反応も鈍るらしいなッ』
『あぁっ、お陰でいちいちやり難いったらねぇぜ鏡夜ッッッ‼︎‼︎』
『右側から数十体群れが此方に来ている犬夜叉構え撃てッッ‼︎‼︎』
『お前がいるお陰で有難ぇよッ‼︎風の傷ッッッ‼︎‼︎』ギャゥウンッッッ‼︎‼︎‼︎
『…四魂の玉が50年前信仰者達の神事の時に…神事…』
〝信仰者達は御霊信仰で在る特別な存在を降そうとしていた…〟
…特別な存在って、何よッ?……助けてッ……『えっ…⁈この声ッ…⁉︎』
『…りんッ‼︎⁉︎』…助け…ッ…助けてッ…助け…殺生丸様ッ‼︎『りんっ⁉︎』
『違う犬夜叉ッ、恐らくこの世界が夢の世界だから闇に囚われたりんと今繋がり聴こえるだけだ惑わされるなッ‼︎』『惑わされるなって…ッ⁉︎』
『夢の世界ならば惑わし等幾らでも起こるッ闇に惑わされるなッ‼︎夢の世界は精神谷と同じ類いだ肉体無き心の身である私達が果たすべき役割を見失えば夢の世界から二度と抜け出せなくなるぞッ』『…ッチ‼︎わぁったよ‼︎‼︎』
ザワァァアッッ…『着いたのかッ…⁉︎此処は…白華城の…城内?』
『えっ…何で?私達ついさっき白華樹の樹林の山中にいた筈でしょ?』
『夢の世界の理に惑わされるなと先程言わなかったか犬夜叉…かごめ』
『…かごめ…頭を柔軟に考えるぞ此処は夢だ…夢だからありだ』
『そうね犬夜叉ッ夢だから何でもありよね‼︎解ったわッ‼︎』『…あのな…』
どういう解釈で思考を柔軟にしようとしているんだこいつらは?(笑)
『ねぇ犬夜叉彼処見てッ‼︎誰かいるッ‼︎』『あれ…白神だッ‼︎』『えっ⁉︎』
豪華絢爛だが白を基調とした唐杉の障子絵が施された屏風絵がズラリと並ぶ何十畳も敷かれた武家の城内最奥部にて城主が構える上質感ある太守の間にて赤い甲冑を纏う武士の男性…あれが白神?もう1人は…女性?
『御逃げ下さりませッ…私は最早悪霊に憑かれる間際…貴方様を襲いたくありませぬ故どうか御逃げ下さりませッ‼︎』『なりませぬ姫様私はッ…』
『姫…あの人お姫様ってまさか白華姫ッ⁉︎白神の確か…想い人よねッ?』
『嫌かごめ白神から聞いた記憶とこっちの事情が噛み合わねぇんだッだから…多分もしかしたらッ…』
『私は貴方様と約束したッ必ず護るとッ彼の方に逢わせるとッ‼︎彼の方と逢わせる迄は貴方様を護るッそれが私の使命ですッ‼︎』『…逢わせる…?』
…ビリッ…‼︎‼︎『また光景が変わった⁉︎』『今度は何処だ城の縁下かッ?』
『…必ずまた御帰還下さりませ…貴方様は大切な…』…ビリッ‼︎
『…大切な彼の方の弟君…』……弟?

ー犬夜叉:【想いのテーマ】短編小説編《りん》tobecontinudー

更新日:2017-07-25 00:40:53

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