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「何を迷う必要がある犬夜叉…」「本当に良いんだな?」

ー犬夜叉:兄弟の絆ー追加story
題名:選んだ絆

「では後は殺生丸の怪我が完治するまで滋養すれば良いのですね」
「まだ体の中で慣らしてる最中だからな無理に動かすなよ」
「分かりましたでは犬夜叉また彼を頼みますね」
「何でテメェがさも当事者みてぇに話してるんでぇ弥勒ッ!!」
「私は唯円滑に話を進めあげただけですでは薬老毒仙私達は此で失礼します」
「ああまぁ達者でな」
しっかしあいつアッサリ危険な方選びやがったな。
まぁあんだけ意志が強けりゃ心配はなさそうか。
「で、おめぇらは帰らねぇのか?」「黄泉婆についてお前に話さねぇとな」
「やたら強い毒気を感じたのはそのせいだったのか?」
「流石ですな気付いておられたか」「んじゃ手向けの酒飲みながらにすっか」


楓ばぁちゃんの村に着いた私達は楓ばぁちゃんに事の成り行きを伝えた。
「では殺生丸は浄化する方を選んだと言うのか」
「その訳は聞いてないんだけど犬夜叉はあいつなら大丈夫だって言って…」
「犬夜叉がそう言ったと言う事は何か確信あっての事だろうなら大丈夫じゃ」
「かごめ様殺生丸様に会える?」「大丈夫会えるわ唯…」
今はまだそっとしとくべきよね。


「………今の所問題なさそうだな」「まだ兄の心配か犬夜叉…」
「ったり前だろうがっ!!ちったぁ俺の気苦労も労いやがれってんだ」
この野郎俺が迷ってたのを、あっさり否定して浄化するのを決めやがって…。
「大体何で浄化する方を選んだんだよ?後遺症あるかも知れねぇって言われただろ?また記憶無くしたり苦しんだりするかもしんねぇのに…」
「………愚かしいなお前は相変わらず」「あ?」「守るのだろう私を」「っ」
「あれは一度きりの物か?したのなら最後までやれ」「………んだよそりゃ」
俺が守るから、無茶するってのかよ?無茶苦茶な(笑)
「わぁったよ。最後までちゃんと守ってやるよ」「…ふん」


数週間後。
「殺生丸様また村に絶対来てね!」「…気が向いたらな」
「犬夜叉挨拶しないの?」「別にいい」「…素直じゃないんだから」
「犬夜叉」「へ?」パコンッ!「イテッ何すんだよッ!!」
「……ではな」「……は??」「…もしや今のは挨拶か?」
…どっちも素直じゃないんだから。


こうして、犬夜叉と殺生丸、二人の兄弟の絆の奇跡は終わった。
此以来犬夜叉と殺生丸がいがみ合う事も無くなったわ。
殺生丸が時折村に訪れて犬夜叉と少し話するって事以外はね。

犬夜叉:兄弟の絆ー追加storyー完結


此処までお読み下さり有り難う御座います。
犬夜叉:兄弟の奇跡と、兄弟の絆追加storyは此にて終了です。
しかしまだまだ犬夜叉の小説はやろうと思ってますので、
良ければまた読んで下さいっ!

更新日:2013-08-18 13:53:50

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