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短編:兄と弟達の貴重な日常

「全く世話のかかる兄貴だぜっ」
「黙れ犬夜叉殺されたいのかッ」

ー犬夜叉:兄と弟の貴重な日常ー
題名:困った兄

「ったくまさかお前が高熱出す何て意外だな」
「五月蝿いこの程度動く事等造作もない」「病人何だから動くんじゃねぇよ」
何でこうなったか説明するとだな。
二時間前になるかリンが殺生丸が来た事に喜んで殺生丸にお礼をした。
普段なら誰の物でも施しを受けないんだが、まぁリンが一生懸命あげようとしてな仕方無いから殺生丸が一口食べたんだよ。
リンが間違って取った珊瑚特製妖怪撃退用の猛毒入り饅頭を(笑)
まぁ殺生丸は毒の耐性あっからそこは心配なかったんだが、
妖怪撃退用だから副作用で高熱出て…
まぁそっから大変だったな何せこいつ何ともねぇっつって明らかに効いてんのにふらふらしながら外に出ようとしたからな。
仕方無ねぇから村の外れに構えた小屋連れてって…で今に至る。
かごめに言われなきゃ誰が殺生丸の面倒何か見るかよ。
って前の俺だったら思ったんだろうな。
「犬夜叉何を笑っている?兄が倒れた事がそんなに嬉しいか?」
「んな訳ねぇだろッ俺は唯……お前といられんのが嬉しいだけでぇ」
「………何が私といてそんなに楽しいのか分からぬな…ゴホッゲホッ」
「お、おい殺生丸大丈夫かよッ!?やっぱお前にも効くんだな珊瑚の奴のが」
「う、五月蝿い放って置け…ゲホッゲホッ」
「病人放って置けるかってのほら水飲めよ」「要らぬッ…ゲホッゲホッ」
「噎せてんじゃねぇかよ飲んだら少しはマシになるだろ」「…はぁ…はぁ…」
ん?何か困った様な顔してるな?
「……飲めぬ」「だから意地張るなって」「違う犬夜叉…」「あ?」
「……飲む力がない」「何言ってんだよお前ちゃんと喋れて…あ」
そういや珊瑚が言ってたな。
妖怪撃退用の饅頭食べたら暫くは体が麻痺して力が出せないとか何とか…。
言われて見ると確かに俺も痺れ薬やられた時とかそうだったしな(笑)
「けど飲まないと辛いだろ?何とか飲ませられねぇかな…あ、そうだなら」
「犬夜叉何を…んむッ!?」水を含んだ口を殺生丸の口に直接与える。
「んっ…っ…っ…」ゴクッ…ゴクッ…「よっし飲んだなまだいるか?」
「はぁっ…はぁっ…な、にをするっ…」「ん?水飲ませたんじゃねぇか」
「…それ、ではない…」「別に良いだろ?此が手っ取り早いしなっ!」
ニカッと満面でしてやったりみたいな悪気のない笑顔が尚憎たらしい(笑)
「全く…貴様わざとしたのではなかろうな?」
「どうだかなでも飲めたんだから良いだろ?」「………」
何処の何が良いのだ阿呆(笑)
「殺生丸何か食うか?あ、嫌食えるか?」「今度は何だ?」
「そろそろ腹減る頃だからさお前も食わねぇと元気にならねぇだろ?」
…何故こいつはこんなにも生き生きと話しているのだ(笑)
要らぬと申した所で結局食わされるのは目に見えている。
詰まり今の私には断る権利がない(笑)
「…分かった…だが私は余り食えぬぞ」「大丈夫これなら食べれるだろ!」
それは確か粥とか言う食物か。
「病人にゃ此が一番だからな!ほらよ殺生丸!」「………何の真似だ?」
「お前起きて食べるの辛いだろ俺が食べさせてやっから食え!」「…………」
また何の悪気もなしに言うか(笑)
以前の私ならば半妖の施し等受けぬと拒絶しただろうが…。ぱくっ。
「どうだ殺生丸?美味いか?」「……悪くはない」「そっか!ほらよ!」
そしてこいつ食べさせる動作が早い(笑)
「まだまだあっから沢山食えよ!」「…………」
まさかこやつ、私で楽しんでないか?(笑)


「……………む?」
いつの間にか眠っていたのか。体は…まだ動かせぬか。
「すぅ…すぅ…」「…うん?」
犬夜叉が隣で寝ている。桶があると言う事は私を看ていたのか。
「……全く何が嬉しくてそこまでするのか理解に苦しむ…」
だが悪くはないと思う自分もいる。
「……ふっ…礼は言わぬぞ犬夜叉」
そして殺生丸はまた眠った。
犬夜叉と隣合わせて寝ながら。
後日体調が回復した殺生丸だが、
再びリンが殺生丸に贈り物をした際内心激しく迷ったのは言うまでもなかった
(笑)

ー犬夜叉:兄と弟の貴重な日常ーtobecontinueー

更新日:2013-09-29 16:57:52