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え? 今あんたどこですか!?
玲奈side
「赤司君!?」
私は慌てて口を押えた。
ヤバい、ヤバい、ヤバ~~~い!!!
私の背筋に大量の冷や汗が流れる。
まさに、蛇ににらまれた蛙だった。
私が固まったままでいると、
赤司君が口を開いた。
「…なぜ、名前を…?」
私は今さらながらに、
自分の犯した失態の大きさを悟った。
どうしようどうしよう…!
焦った私の脳内に突然降りてきた名案。
私はとっさにそれを口にする。
「げ、月バス! 月バスにキセキの世代が載ってたの知ってたんです!」
赤司君は感情の読み取れない瞳で私を見つめた。
一瞬で自分の頬がほてるのが分かる。
本当に、赤司くんなんだ!
感動していると、赤司君は私に一歩近づいて、
「ところで、君はなぜここにいるんだ?
見かけない制服だが…。」
「あ! えっと…それは…」
私はしばらくの間目を泳がせて、重大なことを思いだした。
友絵の存在に…
ここでうかつに口を開いては、友絵と口裏が合わないかもしれない。
そうだ、携帯で!
私は制服のポケットの中から携帯を見つけ出し、<友絵>にかける。
ここでつながらなければ、もうおしまい。
と言うか、つながらない可能性のほうが高い。
お願い、つながって!
私は赤司君そっちのけで、ぎゅっと目をつぶり、祈った。
「赤司君!?」
私は慌てて口を押えた。
ヤバい、ヤバい、ヤバ~~~い!!!
私の背筋に大量の冷や汗が流れる。
まさに、蛇ににらまれた蛙だった。
私が固まったままでいると、
赤司君が口を開いた。
「…なぜ、名前を…?」
私は今さらながらに、
自分の犯した失態の大きさを悟った。
どうしようどうしよう…!
焦った私の脳内に突然降りてきた名案。
私はとっさにそれを口にする。
「げ、月バス! 月バスにキセキの世代が載ってたの知ってたんです!」
赤司君は感情の読み取れない瞳で私を見つめた。
一瞬で自分の頬がほてるのが分かる。
本当に、赤司くんなんだ!
感動していると、赤司君は私に一歩近づいて、
「ところで、君はなぜここにいるんだ?
見かけない制服だが…。」
「あ! えっと…それは…」
私はしばらくの間目を泳がせて、重大なことを思いだした。
友絵の存在に…
ここでうかつに口を開いては、友絵と口裏が合わないかもしれない。
そうだ、携帯で!
私は制服のポケットの中から携帯を見つけ出し、<友絵>にかける。
ここでつながらなければ、もうおしまい。
と言うか、つながらない可能性のほうが高い。
お願い、つながって!
私は赤司君そっちのけで、ぎゅっと目をつぶり、祈った。
更新日:2013-06-05 18:39:30