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え?部活ですか!?

友絵side


「あたしはー…写真部かな!」


あたしが自信満々で言った言葉に、
皆が唖然とする。


あたし、なんかまずいこと言ったかな?


「え、えっとー…皆さん?」


あたしの声でみんながやっと我に返ってくれた。


「あ、いや、別に反対するとかそんなんじゃねぇんだけど
 …てっきりマネージャーになるかと思ってた」


高尾が少し照れたように言うから、
思わず頬が緩む。


なんかいいな、こういうの


「まあ、写真部はいいと思うが、なぜ写真部なのだ?」


真ちゃんがうさミミをつけたまま真顔で問いかけてくるから、
思わず吹き出しそうになったけど、頑張って耐える。


「そりゃぁ、みんなのことを撮りた…
 ゴホン!!えっと、あたしの家がカメラ屋だったからかな~」


「マジで!?ならおれたちの練習風景とか撮ってくれたりする!?」


高尾がキラキラした目で私に詰め寄る。


眩しい、眩しいよ鷹の目少年!!!!


「あたしで良ければ、喜んでさせていただきますよ!!!」


「よっしゃあ!!!」


かっこいいな、ちくしょう!!!


「そういえば、有坂って、明日から学校くんの?」


「え、あ、まぁ、そうっすね」


あれ、そういえば、どうやって入学すんだ?
んー、まあ、後で玲奈に聞くか!

更新日:2013-06-14 22:42:33

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「え?ここがどこって?黒子のバスケの世界さ!!」